鈴木麻理奈

青森在住。1989年 青森生まれ。筑波大学卒。青森観光、終活、就活関係などなどwebライター。たまに冊子エディター。個人的興味は生き方、働き方、生涯学習、教育、思考、メディアなど。コーヒーとお肉が好きです。 マガジンにて短編的エッセイ文章も発信中。

鈴木麻理奈

青森在住。1989年 青森生まれ。筑波大学卒。青森観光、終活、就活関係などなどwebライター。たまに冊子エディター。個人的興味は生き方、働き方、生涯学習、教育、思考、メディアなど。コーヒーとお肉が好きです。 マガジンにて短編的エッセイ文章も発信中。

マガジン

  • あのときのこと

    なんとなく書き溜めた創作的な文章を小出しにしていきます。

  • 雑食小娘の読了記録

    印象に残っている書籍の記録です。 ジャンルは新書、雑誌、児童書、小説…雑食です。 図書館司書だったときの記録から、今までのいろいろ。

最近の記事

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【2023年版】鈴木麻理奈 編集・ライティング実績

※2023年10月更新 初めまして!青森市在住でライターをしている鈴木麻理奈です。 鈴木麻理奈 プロフィール 業務内容 ライター・編集者として、主に下記の業務を行っております。 興味範囲 直近3年間での業務実績 ●WEB● 「青森県観光情報サイトAmazingAOMORI」特集記事(サイト内最新記事20本程度)  青森県観光国際戦略局 誘客交流課   「青森県空きオフィス物件web内覧会」IT関連立地企業インタビュー(3社) 青森県商工労働部 産業立地推進課

    • 散歩

      海のそばを、私はずっとつま先を見ながら歩いていた。2歩ぐらい先に歩いている彼の背中を視界に入れたら見つめてしまいそうで、視線が熱を持ってしまう気がして、見ることも眺めることもできなかった。彼もまた、後ろを歩く私を振り返ることなく、前を向いて「お前次第だ」とひとこと言った。 私は迷っていた。自分のやりたいことが一体どこでできるのか、前に進んでも道があるのかどうかわからない。そんな中、ずっと下を向いて歩いていたときに掛けられたのが、その言葉だった。 その言葉は、冷たいわけでもな

      • ぶらり、ゆるり、ひとり温泉旅

        夏が始まりかけた、とある朝。 寝起きの頭で、ふと思った。「温泉に行こう」と。 仕事が行き詰まっているというわけでもなく、逃げ出したくなるような現実があった訳ではない。 ただここ数年誰もが感じるような閉塞感が、うっすらとほこりのように心のなかに積もり積もっていた。どこでもいいから一人でどこかへ行きたい、仕事や今目の前にある残念な世間から少しだけ目を背けたかったのだと思う。 大きな旅館である必要はなかった。 畳のお部屋と、おいしいお料理と、温泉があれば…。 起き抜けのパジャ

        • 2022年の振り返り

          あっという間に2022年も終わりですね。 皆さんの1年の振り返りを見ていたら、わたしもちょっと振り返りたくなりました。 2022年の始まりはとてつもなくバタバタしていて、年末年始もないような状態でした。 今年の目標など立てることなく、シームレスに始まってしまった2022年… 忙しすぎるのはよくないと思い、2022年4月(新年度)になって以降はやや緩やかにお仕事をさせていただきました。 とはいえ、積み重ねてきたご縁と、新たな出会いやいただいたご縁もあり、2022年もさまざま

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        • あのときのこと
          4本
        • 雑食小娘の読了記録
          4本

        記事

          理想の記事は砂鉄の一粒から生まれる

          先日ふと、小学校のときに学校の理科の授業でもらったU字磁石で、砂鉄を集めて遊んでいたことを思い出した。 磁石に紐をくくりつけ、地面の上を滑らせる。磁石には砂鉄はもちろん、さまざまなモノがくっついてくる。それが面白くて、家の近くの公園やアスファルトの道を、磁石を連れて歩いた。ペットのように。おそらく小学2年か3年くらいのことだと思う。 小学校の頃、わたしは宇宙飛行士になるのが夢だった。プラネタリウムに通い、親に買ってもらった宇宙と星の図鑑を頭を突っ込むようにして読みふけり、

          理想の記事は砂鉄の一粒から生まれる

          引いてみて初めてその祭りのすごさを知る

          子どもの頃の思い出 青森市出身のわたしにとってねぶた祭りは、自宅から歩いて観にいけるほどの距離の近さもあり、子どもの頃からとても身近なものでした。 日本屈指の夏祭りとして有名なねぶた祭りですが、子どもの頃のわたしにとっては近所で毎年やっているお祭りという認識でしかなく、当然、全国各地で同じような規模のお祭りが行われているのだと思っていました。ねぶた祭りがあまりに身近すぎて、その規模感が常識になってしまっていたのです。 子どもながらに、大人たちの空気が祭りが近づくにつれて

          引いてみて初めてその祭りのすごさを知る

          2018年度の編集・ライティング実績一覧

          2018年4月に複業ライターから本業ライターに独立して1年が経ちました。この1年間で携わった業務をこのページにまとめます。 1.web媒体1.1.Fledge(フレッジ)起業時にnoteに書いた記事を寄稿させていただきました。自分が生きていく上で大切にしたい軸をまとめているので、自分自身も原点回帰するのに今でも読み返します。 わたしが地元青森でリモートを決めた理由 ── 鈴木麻理奈 1.2.OKUListマガジン生き方を考える先にある「終活」の分野は、もともと「自分らしく

          2018年度の編集・ライティング実績一覧

          手袋との思い出

          日に日に寒くなっていく11月。そろそろ手袋を出さないとな~と思いつつ、昨年どんな手袋を使っていたか、記憶をたどれずにいた。 思い当たる手袋はひとつだけ。臙脂色の薄めの生地でできた、ほっそりと手を包むような手袋。 でも、これだけで冬を乗り切れたとは思えない。北国の冬は想像以上の寒さ、想像以上の積雪である。深々と降り積もる雪に埋もれ凍えそうななか、あの赤い手袋だけでは心もとなかったはず…。 部屋に戻り、思い当たる場所を探してみると、妹が以前使っていた厚手のミトンの手袋が出てき

          手袋との思い出

          児童書「ずっと、そこにいるよ。」

          不思議な力を持つ主人公季里(きり)と、その友達の図書委員たちの、生と死に触れる短編連作集。 表紙画がわたしの大好きな酒井駒子さんの絵だったので、手に取りました。 そしたら、青森出身の作家さんでした。さらに図書館が舞台の内容で、縁を感じました。 登場人物それぞれがかなり個性的なキャラクターに思えました。いかにも文化部というか本好きというか、カチカチの論理的思考の男の子が出てくるのですが、その子の喋り口調とか、ああ~こういう子居そう…って感じです。 ただその子が際立って個性

          児童書「ずっと、そこにいるよ。」

          小説「リレキショ」

          中村航さんの、恋愛小説ではない小説です。 最初から最後まで、主人公の男の子がなぜそこで暮らしているのか、なぜリレキショを書くことになり、バイトを始めることになったのか、などという背景が書かれていませんでした。 でも読み終わってから、それは必要のない設定だったから書かなかったのかも、と思いました。帯にも書いてありますが、大切なことは、名前でも、今までの生きてきた人とのつながりでもない。自分でどうしたいか考え、勇気を出して動くことだ。これを読んで、帯の言葉がすとんと落ちてきまし

          小説「リレキショ」

          児童書「ふたつの月の物語」

          月の名前をもつ少女「美月(みづき)」と「月明(あかり)」。肉親もなく別々の人生を歩んできた二人が、ある日津田節子という富豪の養子候補に選ばれ、夏休みの間別荘に招かれます。 なぜわたしたちが養子に選ばれたのか、その秘密を探っていくうちに、ダムの底に沈んだ村、魂呼びの神事、集められた別荘の人々、そして自分たちの出生の秘密に辿りつきます。 読み終わって最初に、なぜか「思い出のマーニー」が思い浮かびました。 マーニーはまだ観ていないのに…。 女の子同士の秘密というのは、男の子も知

          児童書「ふたつの月の物語」

          児童書「きっときみに届くと信じて」

          いじめる子、いじめられる子、その子たちの心のSOSを拾おうとするラジオDJのお話です。 ラジオネーム「りかちゃん」があるラジオに友達をいじめることを宣言します。一方、そんなメールが届いたラジオ局では、このいじめ問題についてどう取り上げようか議論がされていました。ラジオDJの佐奈はこのメールが「りかちゃん」からのSOSだと気付きますが、なにもできないまま、今度はラジオネーム「マリン」から、自殺予告のメールが届きます。 中学生の海、晴香、ラジオDJの佐奈の3人が、ラジオ番組を通

          児童書「きっときみに届くと信じて」

          幸せとは、自分にとっての心地よさを叶えてあげること

          自分と向き合う時間は、大切な時間のはずなのに意外と確保できないものである。 みんな、さまざまな悩みを抱えて生きている。彼氏とうまくいってないとか、仕事で失敗してしまったとか、親から早く結婚しろって催促されるとか、忙しすぎて恋をしてないとか。 私の歳の子はみんな、どんどん過ぎていく毎日について行くのが必死で、自分の幸せや、自分の生き方を考え直したり、見直したり、振り返ったりする時間がほとんど取れない。 それでもふとした瞬間にひとりになったとき、忙しさにかまけて考えていなかっ

          幸せとは、自分にとっての心地よさを叶えてあげること

          個人が個人と向かい合うのに、タグ付けは要らない。

          先日、青森市のNPO法人「SAN Net青森」の理事長をつとめる根本あや子さんに取材させていただきました。 根本さんはとてもチャーミングな方。とあるイベントでお話する機会があり、それからじっくりお話する機会をいつか作りたいと、ずっと片思いしていました。 わたしは人の個性、多様性、生き方、働き方…そしてそれらを支援する人たちの活動に興味関心があり、自分自身も偏った視点は持たないよう心がけているつもりですが、「そう思いたい」のと「実際思うこと」は違います。 わたしたちが暮ら

          個人が個人と向かい合うのに、タグ付けは要らない。

          母の日くらいは

          ああもう。ちょっと黙ってて! 最近、ため息とともによく思うようになった。ああもう。 大学生活の四年間を一人暮らしで過ごし、就職活動をするも納得がいかずに結局流されて実家に帰ってきた私は、自由過ぎた四年間に慣れてしまったせいで、実家暮らしにどうしようもなく窮屈な感覚を覚えてしまっていた。 一度感じてしまえばどんどん窮屈になっていくもので、朝ごはんが食パンでないこと、ヨーグルトが低脂肪なこと、コーヒーメーカーが勝手にコーヒーを淹れていること、パンツの畳み方がおかしいこと・・

          母の日くらいは

          わたしが地元青森でリモートを決めた理由

          3月に勤めていた会社を辞め、4月から青森市在住のままフリーランスのライターになりました。 青森でライターを名乗って仕事している人はなかなかいません。 おそらくライターの仕事だけでごはんを食べている青森県民は、県外からのお仕事をメインにいただいているか、官公庁からお仕事をいただいているか、扶養の範囲内で働いているのではないかと思います。それくらい、ライターとして青森県で生きていくことは難しく、ライター同士のつながりもなかなか希薄であるのが現状です。 それではなぜ、わたしが青

          わたしが地元青森でリモートを決めた理由