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観光コーディネーターという仕事⑩

みなさん、こんにちは。トップ画像は、三陸花ホテルはまぎく屋上から撮影した浪板海岸です。

年末年始休で1月は約半月休んだため、忙しく動き回っていたわりには、報告できるようなことがない!
でも形にならないけれど、さまざまな「つながり」「縁」が深まったり、広がったりしているのを実感した半月でした。
そのつながりのおかげで、来年度以降の仕事の種まき期間となりました。

そのひとつ、「海のアクティビティ」は、地元の方々のご協力なくしてはできません。
クルーズ、ダイビング、地引網、漁業体験……大槌に来て約10ヶ月。ようやく地元の方々から情報をいただいけるようになったり、人から人へつないでいただけるようになってきました。

今月の活動は、詳しく書けないことが多いので、ざっくりとで失礼します。

●「おおつちチャリクエ」
2月19日に2回目のモニターツアーに向けて準備を進めています。
同時に地図などの印刷物製作をしています。
(岩手県のオミクロンの感染拡大状況により中止になる可能性が出てきましたが、そのときはそのときと、粛々と作業しています)

写真は前回モニターツアーでつくった仮チケット

●大槌の磯焼け対策事業をしている協議会の方々と「観光ダイビング」の可能性について話をはじめました。
磯焼け対策でダイビングしている現場も見せてもらいました!
私も潜ってみたいけれど(実は若い頃ダイビングしていた)、みなさんにやれと言われたけれど、海水温度は9度(それでも例年より暖かいとか)。む、む、無理です。

吉里吉里フィッシャリーナ横、小久保海岸は、
ダイビングをするのに最適な条件が揃っているそうです
この日はIBCさんの取材も入ってました!(放送は3月11日予定)

●観光客誘客商談会用の資料をアップデートしています。
教育旅行の目的は、完全にSDGs学習になってきている昨今。
大槌には、SDGsの取り組みがたくさんあり、日々バージョンアップしています。
それに合わせて配布資料も頻繁に書き換えています。
とくに先日、「大槌ジビエソーシャルプロジェクト」が、外務省の「第5回ジャパンSDGsアワード」にて、「特別賞」を受賞しました!
(すごい! おめでとう! メンバーみんなの努力が実りましたね!)
三陸で、SDGsの学習をするなら、大槌ですよ。

●JR盛岡駅で、大槌の伝統芸能「虎舞」を披露してきました!
大槌町虎舞協議会と花ホテルはなぎくと大槌町観光交流協会で、新幹線で盛岡駅に到着したお客様に、虎舞を披露。
コロナの感染拡大が懸念されるなか、乗客も減っていましたが、写真撮影サービスもしたりと、みなさんにサプライズ! 
大勢の方に喜んでいただけました!
虎舞協議会のみなさん、とても寒いなかお疲れ様でした。

昨年は、JRの東北ディスティネーションキャンペーンで本当は東北が盛り上がるはずでしたが、コロナ禍で観光客が動かない状況で観光事業者はみんな泣きました。
そのリベンジとして、今年の7~9月北東北3県でキャンペーンが行われます。キャッチコピーは、「ドキドキ、キタキタ、北東北」。
大槌では昨年大好評だった「大槌郷土芸能かがり火の舞」をまた行う予定です。
みなさま、乞うご期待!

●大槌駅に大槌駅限定のグッズをガチャガチャ販売!
ササキプラスティックさんと共同で進めているこの企画、値段、カプセルのサイズも決まって、早ければ今年度中に販売できそうです。
商品は高級レアものばかり。コレクション好きにはたまらないラインナップですよ。
こちらも乞うご期待! 

ガチャガチャに入っているアイテムをディスプレイするためのケースも製作中!

●地域限定旅行業登録へ
大槌町観光交流協会では、より活動の幅を広げ、町の交流人口拡大に生かしたいと、「旅行業登録」の手続き準備を始めました。
先日事務局長と盛岡の全国旅行業協会事務局へ行き、相談&申し込み書類一式をもらって(厳密にいうと買って)きました。
分厚い書類の山に書類仕事が苦手な私はちょっと涙目ですが(しかも全部手書き)、これから協会員の共有・承認からはじめて、6月の登録を目指せるといいなあと思っています。
(5年前、私がなけなしのお金を払って取得した「旅行業務取扱管理者」の資格がやっと生かされる〜〜〜)

まだあるような気がするな?
あ、観光協会所属の地域おこし協力隊の発表会がありましたが、それは他のメンバーにお任せします。

最後に。

あせらずゆっくりとゆっくりと。
自然体で自分らしく。
自分が嫌なこと、人が嫌がることはしない。
でも、けっしてブレない。

これは、地方にいるからではなく、たぶん若い頃からさまざまな失敗を重ねて、ときには年配の先輩たちにいっぱいギャフンと言わされ、培ってきた私の信条なのかな?
でも、「信条」とまできばるのは自然体でないので、なんとなく私のルールにしていることです。
地方・都会・海外関係なく、どこの環境にいても「仕事」「日常生活」をするうえで役立つ私のやり方です。

最近思うに、すべては「過去の自分」「若い頃の自分」から始まっているなあとしみじみ思います。
年齢的、体力的に若い頃(まだ気持ち的には若いつもりですが)、とにかく興味をもったことにチャレンジしたことが、いまになってじわじわと役に立っていることが、最近けっこうあります。
いっけん無駄のように思うことも、絶対に自分の血肉になっているよ〜〜〜。

でも、経験やキャリアは、未熟な若いうちは「時間を使う」しかない。お給料とのバランスを考えてしまったり、苦手なことをしたくないという気持ちもあるかもしれないけれど、でもやっぱり(天才以外は)「時間」を使うしかないと思うのです。
私は50すぎてもまだ未熟なので、時間をまだまだ使わないといけないのだけれど、今度は体力が追いつかなくなくなるので、ま、体と相談してそこそこに(笑)。

あと、「叱られる経験」。

人間関係も仕事もそつなくしようとすると、人(親も含め)から怒られる機会なくなる。
人の性格にもよるけれど、私は怒られないとダメな人間だった。本気で怒ってくれた人がまわりにいたから、いま社会の荒波を無理せずに呼吸して泳いでいられるんだなあと。
ちなみに若い頃、私は怒られたときはいつも、「なんだよ、このじじい、ばばあ」と、むかついていましたよ。
悔しさのあまり、ビービートイレで泣いてたこともありましたっけ。
「怒り」はいつもなにかを遂行するときの原動力になるのだ。

なんて、年寄りくさいまとめになってしまった。
ごめんなさい。
では、また来月に。


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