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観光コーディネーターという仕事16

怒涛の夏が終わりに近づき、怒涛の秋の準備に入った今日この頃。
体も心も余裕がなくなったせいか、一瞬マイナス思考に入ってしまった7月でした。

私が所属しているのは、いわゆる観光協会で、いままでの経験から「観光・体験コンテンツを増やし、町外から来られる人を増やす」という業務をメインにしています。
これは、いままで観光協会では取り組んでなかった事業で、
おおざっぱにいうと、
●観光・体験コンテンツ(プログラム)をいまのニーズに合わせてつくる
●観光・体験コンテンツ(プログラム)をPRする、営業する
●観光・体験コンテンツ(プログラム)を受け入れる。
この3つに集約されるのですが、
素敵なプログラムをつくればいいのではなく、「売らない」とだめなわけで、
そして「売った」以上は、お客様が満足できる内容ともてなし(人)で受け入れる(お申し込み時から終わった後まで)ことが必要です。
これには、やはり努力や勉強をせずにできるものではなく……。経験値を積むしかないと思っています。

「つくって売る」のは、実はだれでもできる(と思っている)けれど、
実際の受け入れ自体は私ひとりではできません。
お申し込み窓口は? お客様のサポートをするスタッフは? ガイドは?
受け入れしてくれる地元の人たちへのサポートは? 
準備・片付けは? お金の管理は? 旅行会社などのエージェントが入っている場合のやりとりは?……まだまだやることいっぱいある。
これをする人がいないと、せっかく大槌町という小さな町を見つけてくれてわざわざ来てくれたお客様をがっかりさせてしまうことに。
もっというと、がっかりさせるくらいなら、呼ばないほうがいい。

なんてことを考えていると、もしかしたら私がしていることは数年後(営業の効果が出はじめるのは数年後)協会の大きな負担になっているのかな?
現在決して数が多くない受け入れだけで協会の協働・人手がないのなら、この先もそうなのでは? 私はプロパー職員にやりたくない仕事をさせているのではないか? 地元負担になるのなら、私はやめたほうがいいのではないか?(営業で私が出張に出ているときに、お客様の受け入れをお断りするなんてこと、あってはならないですもんね)
協会職員もみな一生懸命で別業務で忙しく大変なのを知っているだけに、頭ぐるぐる、マイナス思考に入っていたのです(年に1回くらい訪れる)。
退職も視野にいれて考えたくらいです。

最終的に協会と話をして、継続することになりました。
お客様と地元の人たちのうれしそうな顔。
これを見るたびに、仕事のやりがいを感じて、やめられないというのもあるんですけれど。
課題は課題として、今後よりよい方向になるよう、私もいっそう努力したいと思います。
よろしくお願いします。

さて、7月の主なお仕事リスト(これが目的のブログでしたね)
●7月から月2回「三陸大槌町郷土芸能かがり火の舞」がはじまりました。その運営をしています。郷土芸能団体の方々と一緒に上野駅に行きかがり火の舞のPR。虎舞、大人気でした。

上野駅で虎舞を披露
7月23日のかがり火の舞は雨で室内開催になりました

●引き続き、大槌町合宿・学習旅行への助成金担当をしています。今年は大学のゼミ旅行が増えています!

●教育旅行の受け入れで、地引網体験(2回目)をしました。写真アップしたいですが、SNS掲載NGでしたので写真なし。そのかわり、8月に実施予定の一般向け地引網体験のチラシをアップします!

●教育旅行の商談会シーズンに入りました。そのための資料づくりがけっこうな重労働です。7月はまだオンラインでしたが8月以降は3年ぶりのリアル開催となり、出張で留守が多くなります。

●IBCラジオに出演し「おおつちチャリクエ」のPRをしました。7月も数件のお客様を受け入れました。

●吉里吉里中学校の生徒さんたちに、大槌町の魅力や海の活用などについてお話してきました(楽しかった!)

●協会で申請した環境省の助成金がとれまして、8月に前述した地引網体験、9月10月におおつち里海ダイビングを実施します。ダイビングのフライヤーです。

●町で申請した観光庁の助成金事業のなかの体験プログラム開発の部分を受けます。その準備をしています。サーモンツアーを予定しています。

そのほか、県や観光関係団体から依頼された大槌町の資料づくり、大槌まつりの準備、各種問い合わせ対応などをしていました。

マイナス思考から入った今回のnoteですが、うれしいこともたくさんありました。
そのひとつは、最近町外の会う人会う人から、
「最近大槌町が元気だね」
「SNSを見ると大槌町のことがいっぱい目にはいってくるよ」
「ここ1〜2年の大槌町の露出がすごい!」
と言われます。
大槌町のみなさんの頑張りが目に見えるようになってきたんですね。
私も鼻高々です(笑)。

最後に、7月は大槌町も海びらきをしました!
浪板海岸はなんと12年ぶりです。
今年は世代交代? 大槌町の若手集団「タカマスベース」が、先輩たちに教わりながら海の管理をしました。すごいがんばってます!

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