Maxときの思い出
今日は関東から新潟まで、もうすぐ引退するMaxときに乗りました。
Maxときとは2階建ての上越新幹線で、24年間活躍した車両です。
この電車にはすごく思い入れがあるため、10/1のラストランの前に乗り納めに行ってきました。
学生の頃、家族と旅行に行く時は決まって新幹線でした。
親から「Maxの席、2階の方取れたよ!」と言われるとすごく嬉しかったです。
新幹線というだけでもテンションが上がるのに、それに加えて二階建てなのです。子供の頃から、これに乗るのが楽しみで仕方がありませんでした。
新幹線のドアが開き、とんとんと2階までの階段を登り、高い場所から景色を見下ろして楽しむのは本当にワクワクしました。
地元が東北の方なのですが、特急で新潟まで来て、そこから新幹線に乗り換える時の高揚感は今も忘れません。
新潟からは乗り換えなしで東京まで行けるんだ!というドキドキワクワク感があり、いつも乗り換えの時はいい緊張感を持っていました。
逆に東京からの帰りに乗る新幹線は、何とも寂しい気分でした。
これに乗ってしまうともう帰ってしまうんだ、という思いが強くなり、それがさらに寂しさを強めてしまっていました。
それから時が経ち大学生になり、私は東京に住むようになりました。
東京から新幹線に乗り新潟まで向かうと、都心を離れ地元に戻ってきたと強く感じさせてくれました。
逆に帰省から戻る時は、新潟から新幹線へ乗り換えると、完全に地元から離れ、都内に帰ってしまうんだなあと寂しさを覚えるようになりました。
年齢によって新幹線に乗るときの気持ちが異なったというのは、珍しい経験なのではないかと思います。
行きはあんなに気分を高揚させるのに、帰りはすごく寂しい気分にさせてくれる新幹線。
たくさんの思い出が詰まったMaxときは、10/1にラストランを迎えます。
年齢で言えば私と同い年の車両です。
ここまで、よく頑張ったなあと思います。本当にお疲れ様でした。