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身の回りにある色々な物に実はクレイが使われている

クレイといえばクレイパック
クレイセラピストの私が
思い浮かべてしまうものです。

クレイは粘土鉱物ですが、
実は私たちの身の回りの色々な物に
クレイが使われているんです!

土器や煉瓦に使われた

遡ること
縄文時代や弥生時代では土器、
エジプト文明や
メソポタミア文明では日干煉瓦と、
クレイははるか昔から使われてきました。

これは
クレイが水と混ぜると粘り気が出て
自由に形作れる可塑性を持ち、
乾燥後に焼き固めると
高い耐久性を発揮するためです。

クレイはタイルやセメント、
洗面器や便器、陶器など、
身近なものにも使われています。

印刷技術が向上し使われるようになった

古代エジプトでは
パピルスの茎の繊維を使い
紙が作られていました。

19世紀には
木材パルプが紙の材料として使われ始め、
その後、印刷技術の進歩で
印刷用紙の需要が増えました。

クレイは
紙のコーティング材として使われ、
紙の表面を滑らかにし、
白い色や不透明度を向上させ、
印刷適性を高める役割を果たしています。

農業や園芸分野での応用

植物は根から水とミネラルを吸収し、
成長を続けます。

これは、
土壌が水を保持できる働きがあるからで、
この働きを助けるのがクレイです。

土壌には
砂、シルト、クレイが含まれていますが、
クレイが水とミネラルを保持し、
根に供給します。

さつまいもは
水はけの良い砂地を好み、
過剰な水や肥料を必要としません。

この例を考えると、
クレイの役割が理解しやすいですよね!

美容や医療分野で応用

人類は古くから
クレイを傷の手当てや解毒、
薬や化粧品として利用してきました。

平安時代の書物には、
白土や白色顔料としての粘土が記載されるように
現代においても化粧品の基材として
活用されています。

おしろいやファンデーションには
カオリン、ベントナイト、セリサイトが、
制汗剤や歯磨き粉には
ベントナイトが使われています。

医薬品分野では、
イギリスにおいて馬の傷薬
に使われた歴史があり、
現代でも湿布薬、腸薬や胃薬に
カオリンやベントナイトが使用されるなど、
クレイは重要な素材です。

その他の用途

その他にも
猫のトイレなどのペット用品や
原油の精製、
プラスチック製品の強度向上など、
様々な分野で活用されているように、
日常生活で使うものの
ありとあらゆるものに、
クレイは使われている
ということです!

クレイについて
馴染みがないと思っている方、
親しみが湧いたのでは!

クレイセラピーにおいてのクレイの役割

クレイセラピーにおいては
もちろんスキンケアの目的として
活用することが多いわけです。

しかし、
古い歴史から現代において、
様々な分野で活用されている通り、
他の目的でも
クレイセラピーは行われます。

馬の傷薬で使われて通り、
傷や皮膚トラブルのケアに、
デオドラントや制汗剤として、
痛みがある時のケアなど、
ヘルスケアにおいて優れています。

私自身も
クレイの良さを初めて実感したのは、
汗疹のケアであったように、
クレイセラピーは様々な目的で
行われているのです!

クレイの扱いは簡単なので、
スキンケアやセルフケアに
ご興味ある方は、
ぜひクレイセラピーを始めてくださいね!

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