【股関節ミラクル!】

「歩き方が変わったね。」

鍼灸師の友人と一緒に道を歩いていて、そう言われました。
「前は痛みを庇って歩いてたよね。今のボディワーク、合ってるんじゃない?」

と言われて、ハタ、と気づいた。
そういえば、痛みが随分軽減してる・・・

私にミラクルが起き(前回の記事参照)、手術を見合わせることにした私。
https://note.com/marilynrhythm/n/n5e076d082e56

変形性股関節症末期から、手術しないで踊れるところまで復帰された【Mさん】に教えていただいたボディワークは「フェルデンクライス」というメソッドです。
3大ボディワークの1つ(他の2つは「ロルフィング」と「アレクサンダーテクニック」)と言われていて、私も名前は知っていたのですが、受けたことはありませんでした。

数回のレッスンを受けて感じたことは・・・

「ホリスティックなボディワークだなぁ〜」

ということ。

股関節に問題があってレッスンを受けていますが、股関節へのアプローチはほとんどなく、体全体の中で繋がりの良くないところを繋げていく…そんな感じです。
やることは、歩いたり、後ろ向きに歩いたり、目線を意識して振り返ったり、ベッドに横たわって先生が動かす施術のようなことをしてもらったり・・・
なのですが、5回目のレッスンを受けたあたりから「もしかして痛みが軽減してるかも?」と思うことが増えました。
そういえば、以前はヨガの指導の後、少し買い物して歩き回って家に帰ると、しばらくは横になってないと動けないほど痛みがあったのです。

それが・・・全くなくなった。

先日、6回目のレッスンを受けた後、ものすごく良くなっていることを確信しました。
そして先生からも、「今日手応えを感じたので、今後は少しペースを変えてみたり、グループレッスンを受けてみてもいいですよ」と言っていただきました。
これもびっくりでした。
今まで多くの整体とかに通ってきて、どこでも「最初は詰めてきてください、1ヶ月くらいしたら間隔開けても大丈夫です」と言われるけど、1ヶ月経っても、もう良くなったので間隔開けていい、と言ってくれたところはなかったので、私の体は相当厄介なんだな・・・と思っていたけど、今回本当に1ヶ月でそう言われました。

そしてその1ヶ月前までは横にならないと辛いほどの痛みで手術を覚悟していたのに、今では「手術」という選択肢が私の中には1ミリもありません。
そのくらい、今の自分の股関節とは「上手く付き合っていけそう」なのです。

先生からは毎回ハッとするようなとても興味深いアドバイスをいただいています。
「前回のレッスンの後に体を観察しながら帰り道でこんなことを感じた・・・」とお伝えしたら
「感覚を追わなくていいですよ。今はこれまで経験したことのない感覚になっているので、それまでの先入観に当てはめて探るのでなく、何か届いたら受け取るくらいの感じで委ねて待ってればいいんです」
と。

さらに、「股関節の痛みはまだありますが、これに関してはすぐに抜けるものでもないと思うので…」
という話をした時
「体は急激に変化するものでもないし、時間をかけて痛みを伴うようになっているのだから、痛みが〈無くなる〉のではなく、痛みがあっても〈気にならなくなる〉とか〈忘れてる〉という方が自然」

さらに、手術を見合わせることにしたと話をした時
「手術をしてもいいんです。ただ、今の状態になったのには理由があって、それを無視して手術にをすることに問題があるんです」

他にもハッとするような言葉をいくつかいただきましたが、つくづく、このメソッドは深いな〜と思います。
先生はとても繊細に私と向き合ってくださり、「無理矢理変える」ことは絶対にしません。そして、私が「自然に変わる」ように促してくれてるのですね。なので、私の中では「勝手に変わってきた」という感じが強いです。

この股関節ミラクル、どこまで発展するか、ものすごく楽しみです。

ちなみに、以前受けていたメンテナンスで私はすごく「反り腰」であることを指摘され、それで体幹が入らないと言われ落ち込み、自信を失くしたのですが、先日のレッスンの中では「反り腰になるには理由がある」というアプローチでアドバイスをもらいました。それが自分としては最も納得のいくことで、しかも頭の理解と体の感覚が一致する納得の仕方だったので、すごく嬉しくなりました。
その話はまたいずれ。

寒くなってきたので、保温ジャーの上に乗るクスクス。
ネコは寒くても手足が攣ったりしないのかな。

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