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地球の裏からハローハロー

家族が海外出張中の時、私は日本時間の通常の活動時間にも起きていて、時差がある国にいる家族の活動時間もある程度は起きている。
つまりほとんど寝ていない。
現在は家族がアメリカにいるので、概ね昼夜逆転であり、もちろん家族も私も今は日本の何時なのかアメリカの何時なのか一応確認してメッセージを投げるのだけれど、とりあえず起きたらみてくれればいいかみたいな連絡もあり、でも夜中にメッセージ受信で起きてしまうこともあり、なんやかんやと、ぼんやり起き続ける日々が続くのである。
もちろん自分の仕事が早朝から入っている時には、そんなことは言っていられないので、連絡は無視しでしっかり寝させていただくのだが、何もない時は、やっぱり気になるもので、なんとなく連絡を気にして起きてしまうものなのだ。

そしてこの家族連絡は、結構重要な議題であることも多く、まあ時差を超えて連絡をするわけでどうでもいい話は飛んでこないのである。つまり結構返信に頭を使う場合が多い。
今日のやりとりもそんな感じで、あれやこれやと策を一緒に考えてみたりしながら、日本時間で日本のことをやりながら、過ごしていた。

思えばこういうやりとりを婚約期間中からしていたわけで、気がつけば9年近くこんなことを毎年のように繰り返している。コロナで国を跨げなくなった時期を除いて、家族間時差が発生するのは本当に毎年発生していて、コロナ後しばらくは国内出張がほとんどだったので、時差がないって楽だわとしみじみ思っていたのだった。ちなみにアジア近隣も時差が少ないので、比較的楽。タイ出張とかインドネシア出張とか。

眠いなあ。ショートスリーパーに憧れる。
もう日が暮れ始めるとどんどん眠くなるし、朝は全然起きられないし、とはいえ真夜中に地球の裏側とメッセンジャーであれこれ議論しているし。いつ寝ているのか、曖昧なので、いつ起きているのかも曖昧になる。一応、日本の昼間は起きているつもりなのだし、友達との約束もちゃんと守っているはずなのだけれど。

若い頃、と言っても凄まじく若い頃の話だけれど、10代とか20代前半とか、もちろん寝不足だと眠いなと思っていたし、寝たいなと思っていたのだけれど、徹夜でも頑張れたのだったが、あれはなんだったのだろう。生命のエネルギー値が違いすぎるのだろうか。それが若さというものなのだろうか。高校生の時も、試験勉強で何日もほとんど寝ていなくても頑張り切れた。むしろ寝てしまったら暗記する時間が減るので、テストの点数が上がらなかったように思う。数分を惜しんで暗記を詰め込んでいた。瞬発力だけは優れていたので、直前にギチギチに暗記をして、そして試験がおわったらほぼ全てがすっぽり頭から抜けるということを繰り返していたので、本番の大学受験の時は本当に大変だったのだが。今なら寝ていないと確実にテストの点数が下がる気がする。とにかく体力の確保が最優先な44歳。集中力が必要なことは午前中に終わらせるようにしないと、効率が悪くなる44歳。昨日はもう寝ようかなと思って時計を見たらまだ18時台だった44歳。あかん。どうしたら人生の時間をもっと有効に活用できるのだろうか。
そしてエナジードリンクに手を伸ばす。もう完全にダメなやつではないかこれは。

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MariKusu
温かいサポートに感謝いたします。身近な人に「一般的な考えではない」と言われても自分の心を信じられるようになりたくて書き続けている気がします。文章がお互いの前進する勇気になれば嬉しいです。