パンとバターのモーニング
最近色々と思うところがあり、今キッチンでは、しばらくお休みしていた我が家のホームベーカリーが再稼働している。
一つは国産の小麦について。発がん物質である除草剤の成分が微量に残ってしまう海外産小麦を使用したパンについての記事を読んだことや、そのデータに対してそれくらいの量ならば健康には全く影響がないから安心して食べて良いという国の発表を見て、なんとも言えないモヤモヤした気持ちになったこと。
ヴィーガンのパンを扱うお店も増えてきて、国産小麦やオーガニックの国産小麦の使用を特徴としたパン屋さんも探せばもちろん見つけることができるけれど、我が家のお財布としては日常的に気軽に楽しめるような価格ではないこと。
その辺りの情報と考えをぐるぐると巡って、それでもプロの味は美味しいんだよなと思ったりもしながら、結局はやっぱり自分で焼いてみようというところに辿り着いた。
もう一つは先日の朝に珍しくカフェに入った時のこと。
カフェのモーニングメニューにあるトーストセット。
トーストにバター、ミニサラダ、マヨネーズやチーズ、茹で卵やヨーグルトなどが付いてるメニューはよく見かけるパターンだが、ヴィーガン対応メニューは見かけたことがない。
乳製品と卵が盛り沢山なモーニングセット。ボリュームのあるものだとハムやソーセージが付いている時もある。
簡単に焼いただけのトーストにヴィーガン対応のスプレッドのみでいいから、ベジタリアンやヴィーガンの人も楽しめるメニューがあったらいいのに。
今抱いたモヤモヤが、この先どこに着地できるのかはわからないけれど、いつかもし私自身でモーニングセットを提供する時がきたら、ヴィーガンモーニングにしたいと思う。
そのためには美味しいヴィーガン食パンを自分で作れるようになっておこう。
そのためには国産の全粒粉などの材料で自分好みの素材を選べるようになっておこう。
そんな夢物語の端っこから動き始めたのが、今回のホームベーカリー再始動だった。
大きなオーブンも持っていないし、製パンの修行をしたこともない。知識も経験も素人だけれど、今すぐ始められることからとりあえず始めてみることが次に繋がる気がしている。
温かいサポートに感謝いたします。身近な人に「一般的な考えではない」と言われても自分の心を信じられるようになりたくて書き続けている気がします。文章がお互いの前進する勇気になれば嬉しいです。