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お正月飾りを玄関に取り付けた。今年はちょっと奮発。近所の商店で新しく取り扱いが始まった完全手作りの一点もの作品を購入してみた。
実は数日前からスーパーやらドラッグストアやらのお正月飾りのコーナーを見て回っては、どれにしようかと決めかねていたのだ。
しかしお正月飾りは12月29日と31日は飾れない。29日は「二重の苦」ということで縁起が良くないらしく、31日は「一夜飾り」と言って、年を越す前に慌てて飾って神様に失礼ということらしい。去年はそれを知ったのがギリギリすぎて、滑り込みの30日にやっと飾ったのだ。今年は28日にお正月飾りを取り付けることができた。28日は8という数字が末広がりで縁起が良いらしい。特にこだわって今日にしたわけではなかったのだが、偶然にも28日に取り付けることになった。よかったよかった。
門松を取り付けるか迷ったものの、今年はお正月飾りに立派な松の葉が付いていたので、これでよしとしようと思い、門松は今年も見送りとなった。そもそも我が家に門松をつけられるような素敵な門はなく、無理やり壁にくくりつけるような形になってしまうので、どうかなあと思っていたところでもあったので、まあ良い感じに収まったということで。
何日からお正月飾りをつけるかは、その家によって様々らしいのだが、最近はクリスマスのリースをつけている家もあるので、なんとなくクリスマスが終わった26日くらいからお正月飾りをつけることが多いらしい。我が家はクリスマスリースは省略して12月半ばくらいからお正月飾りでもいいんだけれどなあと思っていたのだが、資本主義経済のクリスマス商戦に押された社会には見事にお正月飾りの売り場はなく、赤と緑とクリスマスソングに蹂躙されていたのだった。
実はお正月飾りをしっかり付け始めたのは去年からで、それは今の家に引っ越してきたことが一つのきっかけだったような気がする。きちんとした神棚を取り付けたのも今の家に来てから。それまでは簡易的な物ばかりだった。
日本の神様が身近な場所に引っ越してきて、そのリズムが一年を通して感じられることがとても心地よい。
今年も残りわずか。面倒なことは来年に持ち越さずに、年内に片付けてしまおうと、バタバタして疲れ気味ではあるものの、スッキリと新しい年に迎えるようにと過ごしている。
今回の年越しは今の家に来てから家族揃っての初めての年越し。去年は夫はメキシコで仕事中だった。仕事といっても何だかシュールで、背丈の2倍ほどある草を刈りながら土地の真ん中で映像を撮影するというものだったのだけれど。あれから1年が経とうとしているのか。やっぱり今年も、長かったな。
いつの日か、今年はあっという間だったなと思う時が来るのだろうか。
毎年長くなる一年に、もう本当に辟易しているが、残り数日も一日一日を大切に、丁寧に2024年を閉じていきたい。
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