コールドシャワー継続中
夏の暑さも手伝って、最近は水浴び、つまり水のシャワー「コールドシャワー」を浴びている人をちらほら見かける。一応、理屈から考えても複数のメリットがある健康法のようなのだが、私は健康云々の前に、とにかく暑さ対策として水浴びをしている。
ネット上に散見されるコールドシャワーのメリットは、体脂肪の話から精神面への影響の話まで多岐に渡り、いかにもバリバリ働くビジネスパーソンに響きそうなフレーズが多く見受けられるのだが、私が感じている「コールドシャワー」のメリットは、他の部分にある。
メリット1:ガス代が激減
我が家は現在、都市ガスが引かれている家なので、プロパンガスの家で暮らしていた時よりも圧倒的にガス代は安くなった。しかしそれでも冬になるとお湯を使う頻度も増え、そのお湯の設定温度も高くなってくるので、寒さに比例してガス代は上がってくる。夏は苦痛でできなかったコトコト弱火で煮込むような料理も躊躇なくできるようになるし、前回の冬からはガスストーブも導入されたので尚更である。
元々夏にはガスの使用量が減りガス代がぐんと下がっていた我が家だが、それでもシャワーを水に切り替え、つまりはガス給湯器のスイッチを常にオフにしておくようになったことで、さらにガス代が激減。いつもの夏の半分以下になった。「コールドシャワー」で検索をすると、やり方としてはどうやら最初はお湯でシャワーを浴びておいて、最後に冷水を短時間で浴びるという方法が一般的なようなのだが、私は最初から最後まで水浴びである。お湯で体を温めてから冷水は、逆にヒエッと言いたくなりそうで、なんだか試す気にならない。しかし健康法としてはもしかしたらこの温度差が重要なのかもしれない。何を目的にするかによって違ってくると思われるので、単なる暑がりで節約もしたい方は私のように水浴びを、世に言われている体脂肪や精神のメリットを享受したい方は正しい方法を検索して試されると良いかもしれない。
それにしてもこのガス使用量とガス代の変化を目の当たりにし、普段の何気ないお湯の使用がこんなにもガス代に影響を与えていたのかと痛感した。これまで無意識にお湯を使っていたタイミングが多かったのだ。反省した。給湯器のスイッチをボタンひとつでオンにして、蛇口を赤の方向にひねれば簡単に水道からお湯が出てきてしまう。本当にありがたい時代の発展だとは思うのだが、安易になりすぎて無駄遣いをしていた可能性に気付かされた。
そもそもお湯を使わなくても昼間の猛暑で蛇口を捻るとなんとなくぬるい水しか出てこないのが昨今である。水がぬるま湯になっているから、食器洗いも水で十分しっかり洗えるのだ。茹でた蕎麦を冷水で冷やしたいのになという時や、火傷して流水でしっかり冷やしたいんだけどなという時には、困った困ったと思うのだけれど、意外とぬる水しかでない蛇口にもメリットがあったのである。太陽さん、ありがとう。
メリット2:エアコンの設定温度を高めにできる
夏のお風呂上がりの苦痛な点にいつまで経っても体が冷えてくれないというデメリットがある。冬場はお風呂から出たらグイグイと体が冷えていく。この冷えていく感じが私はたまらなく好きで、温泉などに入った後に、冬の外に出て体からもうもうと湯気が立ち上る中、グイグイと湯冷めをする瞬間の快感は何度味わっても大好きだ。
しかし夏は全然湯冷めをしてくれない。お風呂上がりにエアコンの温度をギュンと下げて扇風機もマックスの風量にして全身に風をあび、なんとかして1秒でも早く体を冷ましたくてたまらなかった。ところが、なんとこれが「コールドシャワー」にすることで全て一気に解決。お風呂上がりは程よく体がひんやりしているので、エアコンの設定温度を変える必要もなく、扇風機もそのままの風量で大丈夫なのだ。お風呂場が湯気でもクモモクになることもなく、後始末の掃除の際にも呼吸が楽で助かる。
メンタル的にどうなるのか、体脂肪がどうなるのかは全くよくわかっていないのだが、ある意味では私にとっては暑さ対策が低予算でできているという意味では精神衛生上よろしいようにも思えるし、実際にコストダウンにも成功しているので、今のところあまりデメリットが見当たらない。
まだまだ暑い日が続く。私の水浴びも続く。