オワコンメイクと次世代メイク
気がつけば、長くて濃くてフッサフサのまつ毛が魅力的だという時代が終わっていた。
私自身、いつの間にか、まつ毛でバサバサと風を起こせそうなメイクをすることに違和感を覚え、さらりと塗っているか塗っていないかわからないくらいのマスカラが心地よく感じるようになっていたのだが、世の中全体もそうなっていたらしい。
最初はコロナ禍でメイクをして外出する機会が減ったことにより、マスカラに興味がなくなったのかと勘違いしていた。
コロナ以前に流行っていたマスカラでのメイクは、とにかくビューラーやらまつ毛パーマやらで毛の根本からグイングインに立ち上げ、そこにグリグリと繊維たっぷりのマスカラを重ね付けするもの。それでは飽き足らずにまつ毛のエクステなるものまで登場し、あっという間に大流行していた。
それが今や、そんなメイクをしている人はとんでもなく過去っぽい顔(つまり時代遅れのまま更新されずに頑張っている痛い人)に見えてしまうのだから、本当に流行の変化というのは恐ろしいものだ。
さてそんなメイク界隈も、きっと次なるお金を消費させる仕組みをあれやこれやと考えていることだろう。
まつ毛のエクステンションはジェルネイルのように定期的に付け替えが必要なものだったし、お金が回りやすいシステムだったのだが、マツエクもジェルネイルも既にオワコンな2022年以降はどうなって行くのだろう。
オワコンと言えどもある年齢層からは支持が継続しているだろうから、急に消滅することはないだろうけれど、以前のような盛り上がりがないことは肌で感じられる。
やはり次に来るのは動物実験のない化粧品や、自然素材など、ナチュラル回帰なのだろうか。
かく言う私は動物大好き人間なもので、以前からクルエルティフリーの化粧品に切り替えているが、日本ではまだ探すのが簡単ではない。
有名チェーンのドラッグストアなどでも簡単に手に入るほとんど全ての化粧品が動物実験のないものに切り替わるのは、まだまだ先のことだろう。
しかし、探すのが手間だとかわざわざ買うものだからといって消費者が選択しなければ、日本の化粧品市場の主流が動物実験反対の姿勢になることは無いと言えよう。
一つ一つ、消費者としての投票権を大切に行使していきたい。
参考までに私が使っている(過去に使ってみたものも含む)化粧品の中から比較的手に入りやすいものを下記に挙げてみる。
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https://www.ps-intl.co.jp/brand/ethique
エティークのシャンプーは1年以上前にシャンプーボトルを卒業して以来ずっとトリートメントとセットで使っているが、もはや固形シャンプー以外のものを今後使うとは思えない。頭皮のスッキリ感を一度味わえば、今までの液体シャンプーはなんだったのだと思えてくる。買い置きの場所を占領しないスマートさも魅力。もちろんゴミも格段に減らすことができる。
ざくろの化粧水は真冬の砂漠肌になりがちな私の肌を救済してくれた。
ウェレダのヘアオイルは少量でも髪が落ち着く魔法のアイテム。私の髪は太く毛量も多い縮毛なのだが、風呂上がりにこのオイルを使うだけであっという間に柔らかな髪質に変化する。
https://www.lush.com/jp/ja/p/sleepy-face-naked-cleansing-balm
LUSHのメイク落としの中でもゴミが発生しないクレンジングバーはリピート中。メイクもきっちり落としてくれる。
日焼け止めはリトリハンズハワイ。これはすごい。艶肌になれる上に環境にも優しくプラごみが出ない。
UZUのブラウンマスカラはとてもナチュラルに仕上がる今っぽい顔が作れる。
意外と使いやすいピンク系のアイシャドウ。指先にとってぼかしながら馴染ませて使う。
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などなど。
他にもきっとたくさんの動物実験なしブランドがあるのだろうけれど、何しろ顔は一つなもので、試していくのにも時間がかかる。
しかし使いきれないほど買い込んでレポートするのは違和感しか覚えないので、じわりじわりと使ってみては、リピートしたいものだけを今後も紹介したい。