「片づけるの苦手だけど『そんな俺いいな』って思ってる。」 鎌倉FiKA最終日 中編
鎌倉FiKA最終日のレポート、中編です。前編はこちら。
子どもへの接し方の話になった時
「褒めると叱るは、表裏一体だよね。子どもがそれに沿って行動してしまうから、危険な一面もある。だから俺の場合は、その子ができるコトだけを伝えるようにしているんだ。」
という話をイモニイがしていたので、
「例えば、どういう風に伝えているんですか?」
と聞いてみた。
「お前、字、太いなっ!
お前、字、細いなっ!って感じ。」
え!できるコトを伝えるって
「字がきれいにかけてるね」とかじゃないんだ…!!!
今まで、「ジャッジしない」って色んな講座で習ってきたけど、
あ、イモニイは、そうやるんだー!っていうのが、すごく発見で。
なんだか拍子抜けして、笑ってしまった。
「ジャッジしないで、興味を持つって感じかな。
興味持ってもらえると嬉しいじゃん。
そうやって接していると、どんどんお互いの関係もよくなるし、相手も成長していくのを感じられるんだよね。」
なるほどなー確かに、興味を持ってもらうと嬉しいよね。
この「字、太いな!細いな!」やってみたい、と思った。
でも単に、これをそのまま言ってみてもだめで、そこに乗ってる気持ちが、大事なんだと思う。
純粋に興味を持って、子どもと接しているかな、
それとも、コントロールしようと思っている?
家に帰ったら、自分がどのように子どもたちと接しているか、観察してみたくなった。
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話題は少し変わり、会話の流れの中で、イモニイがこんなことを言う。
「俺片づけるの苦手なんだけど、そんな俺、いいな、って思ってるから、片づけるの苦手な子がいても、気にならないんだよ。コイツ、かわいいなーって思う。」
へー、イモニイは本当に面白いな。
私まず、片づけるの苦手な自分ダメだな、って思っちゃう…!
「イモニイ、どうすれば、そういう風に『片づけできない俺、いいな』って、まず自分に対して思えるんですか?」
「まず、『片づけられない子ども』がいるじゃない。
で、その子を好きになろう、って決めるわけ。
でも、なんかイライラしちゃう。
なんで俺イライラしちゃうんだろう、って自分の内面と向き合ってみる。
あ、俺も片づけられない、片づけられない自分が嫌いなんだ、って気付く。
それを繰り返していると、ある日気付いたら、『片づけられない』っていうことが、気にならなくなってるんだよ。
自分の内面と向き合うことを避けないこと、かな。 」
なるほど…!
うわ、なんか今すごくいい話聞いた…!!!
以前、イモニイがふと
「Fikaは、他者を受け入れること。それが、自分を受け入れることになる。」
って言っていたのだけど、こういった自身の体験が元になっていたのか。
私にも苦手な人、嫌いな人が何人かいる。
その人のことを考えると憂鬱になる。
例えば
「あの人の、いつも人任せなところ、変わればいいのに。」
と思う。
まず「好きになろう」としてないよな、と思った。
だから、「あの人」は嫌いになるばかりだし、自分自身の「人任せ」は許せない。
「まず、好きになろうと決める。」
っていいな。やってみようと思った。
後編に続く。
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