![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/46864290/rectangle_large_type_2_b3472c89f7517fbc63fb7fa781dbdcdc.png?width=1200)
お雛さん。
我が家のお雛さんは、私が生まれた年に買ってくれたのを、
娘へつなげました。
お内裏様とお雛様のみ。
当時は七段飾りが当たり前やったかもしれませんが、
狭い我が家には、この飾りで十分。
橘や梅の飾りがあるんどすが、年月とともに色あせ、
塗り直すって言いながら、そのまんまどす。
「早く片付けへんと嫁に行くのが遅なる」
言わはりますが、
我が家は、出すのも片付けんのも、
いいかげん。
旧暦過ぎても飾っておりましたが、
はように結婚したんで迷信。
もっとも、さっさと離婚もしてしまいましたが。
娘にお雛様を譲りましたが、
娘が生まれた翌年に、たまたま立ち寄ったお店で見かけたのが、
陶器の小さなお雛様。
それから幾年かすぎて、
お雛さんより大きおすが、お飾りのセットを可愛いって購入。
節分が過ぎたら飾り、弥生3月中、飾っております。
お雛様をかこって、ひなあられ、ちらし寿司を食べたりって年もおへん。
我が家は、つくづくイベントごとが日常に過ぎていきます。
小さなお雛様は、毎年飾っておりましたが、
昔からのお雛様、飾らぬ年が続いたことがおして、
思い出したかのように、父が飾りつけ、
「飾らな綾乃が結婚できひん」
あれから10数年、
結婚せぬ娘に、今年90歳になった父に、
ひ孫とは言わぬ、お婿さんの顔を見せてやりたいと願うんどすが…。
#京都 #料理屋#女将#お雛さん#弥生#スキしてみて