Twitterで一番危惧することに絶対に加担したくない
イーロン・マスクがTwitterCEOになってから、TwitterJPやサヨクがいなくなってTwitterが良くなったという声が日本語ユーザーからチラホラ聞こえます。
「マスク社長がアルゴリズムを修正してすごく早くなった」、「広告も的確になって素晴らしい」というようなこと。
ちょっとまってください。これは違います。無知にも程があります。
前にも記事に書きましたが、Twitter社は優秀なエンジニアが辞めて、まさに現在は薄氷の上を歩いている状態です。
(こういうことはすぐにユーザーはわからない)
もちろん、英語圏の情報を正しくキャッチしている人たちは既にご存知のことだと思いますが(汗)
そういえば、ティム・ブレイ氏がTwitterを離れると宣言しました。
ご存知ない方のために少しだけ書きますが、同氏は、XML標準規格の共同開発者で、AWS(アマゾンウェブサービス)の元VPで、世界的に著名なエンジニアです。
同氏は、Twitterのアカウントを閉鎖したり削除したりはしないけど、スマホのアプリは削除したとのこと。今後はマストドンで発信するそう。
マストドンに未来を感じるというようなことも語っています。
そしてこう言っています。
「Twitter終了説は大げさだと思い始めていたが、その証拠が積み重なっている。」
こんな状態で、Twitterが改善されていると思いますか?
そう感じるのだったら、単なる気のせいです。
イーロン・マスク本人だって、「ずっとソースコードはロックされてて、モデレーションのアルゴリズムは変えてない」って言っています。
(ちなみに、著名なエンジニアでもなんでもない日本人が英語でイーロンに助言ツイートしたとしても、それを間にうけるほどイーロンは馬鹿じゃないですよ)
【Twitterで前から感じていたこと】
私がうっすらと前から感じていたのは、Twitterは、その投稿の内容よりもユーザーの滞在時間を尊重しているんじゃないか?ということ。
つまり、Botであろうが、組織的であろうが、滞在時間を確保でき、クライアントの広告を沢山表示できるところを優先的に表示させているんじゃないか?ということ。
なので、Twitter攻略として「トレンドに乗ることが大切」ということをコンサルとかはよく言うのですよね。
つまりTwitterを喜ばせることをやるといいんですよね。
オルト・ライトやネトウヨはその脊髄で反応できる分かりやすいTwitterを情報源にすることが多くTwitter上の滞在時間が長く、Twitter側にとっては非常に都合の良いツールとして大切にしているんじゃないかな?と思っています。
(もちろん、サヨクのツイ廃もそうですが)
だから、これを最低限のコンプラ的な意識を持っていない政治的リーダーや企業トップが使うと非常に危ないツールなんですよね。
そして大衆が知らないうちに洗脳されていくという。
特に日本の大衆というのは、徒党を組みやすく、少数意見を馬鹿にし、正しいことを言ったとしても目をそむけ、長いものにまかれろ的な傾向があります。
だからこそある意味、Twitterは日本人にはあっているんですよ。
私がいつも漠然と感じていたTwitterの気持ち悪さはこういうことなんです。
そして、私がTwitterをやめた一番の理由。
イーロンがCEOになってからというもの、Twitterの排他的な極右の動きが益々活発になってきていること。
私は世界をよく知る経済界の方々や著名人にインタビューをしたり、実際起きた事件の当事者たちから直接お話を聞く機会があります。
その彼らの話の中で度々耳にするのは、「今、戦争への兆しをキャッチしていて、どうにかこれをストップさせなくては」という声です。
憎悪を掻き立てて戦争を起こさせるというのは、その地での戦争を望んでいる人たちが仕掛けることなんですよ。
菅原文太さんは、「政治家の役目は国民を飢えさせないこと。国を戦場にしないこと」だとおっしゃっていました。
私たちは、「国を戦場にしかねない」排他的な発言を続けているインフルエンサーや論壇の口車に乗らないようにするべきです。
そして一人ひとりが「何が一番大切か」ということをいつも考える必要があります。
Twitterにかぎらず、どのSNSでも、知らずしらずに一般の人たちが、「国を戦場にする」ことに加担する可能性だってありうるものです。
とにかく私は絶対にそのことに加担したくないと思ったんですよね。
(Noteも加担することになるんじゃないか?と言う話もあるけど、Noteで世論誘導とか、大衆を洗脳するほどの力はないと思うのですよね)
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