ひきだし

いま を

包めるハンカチも
切りとるナイフも

持っていないけれど

いまここにいること
いまここに触れていること
こころがふるえていること

わたしいがいのだれも知らない
そのたしかさは

忘れても
消えてしまわないで

きっとどこかのひきだしに入っていると
信じる

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?