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「研究者の書斎」、3ヶ月経過。意外にポツポツ売れています。

統計と経済の研究者であった父(林周二)の蔵書を活かすべくシェア型本屋「猫の本棚」に棚を借りて3ヶ月目となりました。前月教えていただいたオーナーさんのアドバイスを素直に受け止め、父のお弟子さん(とはいえ1名)に恐る恐るお声がけしてみました。ありがたいことに、ご連絡して早々、本棚にてお買い上げいただきました。後日「本の書き込みに林先生らしさが感じ取られ、あたかも先生にお会いしたようだ」とメールを頂戴しました。私にとってこの棚は、お別れと出会いにつながるご縁の場。その意図が伝わったのか?と思うと、こみ上げるものがあります。4月は叔父も本棚に遊びに来てくれました。私が想像したのと違う本を買っており、それも面白い発見です。オーナーさんによれば、その他にも見ず知らずの方が数冊買ってくださったそうです。ありがたいです。どうか楽しんでくれてますように。

今月のテーマは地理(地図)です

さて今月の本棚は、オーナーさんの「うちはカルチャー系(映画)のお客様が多い」というアドバイスを体現しようと思ったのですが。父はあれだけ幅広いジャンルを多読しておきながら、映画の本を全然持っていませんでした。悩んだ結果、注目されている地理(地政学)の本の特集にしました。眺めるだけで楽しい地図の本、戦争と地図の関わりを描いた本、地図を活用してコレラは空気感染しないことを発見した話、など。面白い本ばかりですが、なにぶん文字が小さいので敬遠されるかも、、と考えて芸術新潮を数冊おきました。オーナーさんからお客様の反応を教えていただきながら、次回のテーマをゆっくりと考えたいと思います。

猫の本棚の内装は、オーナーの水野さんの好みだと思われます。

https://nekohon.tokyo/