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yuminaka
疑似家族への憧れ①ー歴女になる
学習マンガ「春日局」との出会い
九州の小さな小さな町に、ある日それなりの本屋さんが出来た。
母に連れて行ってもらい、「好きなものを買いなさい」といわれた私。
私が勉強しているのが好きな母の希望を勝手にくみ取り、でもマンガも読みたくて、伝記マンガにした。
確か「水戸黄門」か何か(しぶい)と「春日局」だったと思う。
佐々木みすずという漫画家の描いた春日局の世界は美しかった。
どこまで時代考証が正確だったのか、今となってはわからないけれど、
長い髪に何枚も着物を重ねた女性がたくさん出てくるのは楽しく、
今でいうなら異世界にいった気持ちになっていた。
このマンガをきっかけに私は(当時は言葉もなかった)「歴女」となった。
この頃から、歴史モノ、というだけでいろいろ本を読むようになっていった。