ギリシャ旅行③
次の日はデルフィ観光。
デルフィは2500年前に「世界の中心」とされていた場所で、ギリシャ神話にも登場するアポロンの神託が行われた場所である。
宿泊したデルフィのホテルからもコリント湾と山々の景色が見事であったが、
この日も天気がよく、絶景のロケーションに光り輝くデルフィの遺跡は、やはり実際に見てみないと感じられないオーラがあった。
まずは博物館でナクソス人のスフィンクス、アポロン神を描いた皿(花器?)、シノフス人の宝庫のレリーフや像などを拝見。
平均2500年前のものがずらっと陳列されている様子は、やはり尋常ではない。すごい、、、としか言いようがなかった。
そしてデルフィの遺跡群。
参道に沿って、遺跡が残る山の斜面を登っていく。ローマ時代のアゴラ、シノフス人の宝庫、アテネ人の宝庫、ブレフテリオン(会議所)、アポロン神殿、古代劇場と続く。
意外だったのが、ギリシャ文字が鮮明に刻まれていること。
このおかげで、遺跡の詳細が非常に高い精度で解明されたのだそうだ。ギリシャ文字はロシアのキリル文字と共通する部分も多く、2500年以上前からこの文字が使われていたのだと思うと感慨深い。
アポロン神殿は現在6本の柱と土台しか残っていないが、長さ60m、幅23m、当時は38本のドーリア式円柱があったといわれ、紀元前6世紀にこんなものが存在したこと自体が、奇跡だったのかもしれない。
遠くにはアテナ・プロナイアの神域も眺めることができた。
ランチで立ち寄ったスキーリゾート地のアラホバも風光明媚な町だった。
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