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BLAST SETOUCHI大分開催報告!大分が本当に「瀬戸内」になった日②

前夜祭イベントには 150名、本祭(カンファレンス)325名と、累計475名の方にお越しいただいたBLAST SETOUCHI 2024 in Oita

前夜祭についてまとめた前回の記事(イベントレポート)はこちらから。

今回は、11/30(土)に別府市公会堂で開催した、本祭(カンファレンス)についてまとめていきたいと思います。先に言っておきます。めちゃくちゃ長いです!お写真もご自由にダウンロードいただければ。


ブラセト大分のClosing Session!登壇者、アドバイザリーボード、実行委員、そして来年の開催地香川のみなさんたち!!


大分を「瀬戸内」とし、あらたな越境がはじまる。Opening Speech

BLAST SETOUCHI大分の始まりは、Opening Speechから.BLAST SETOUCHI大分実行委員会を代表としてスピーチさせていただきました。

ただ、舞台袖からここに立つまで、何を話すか決まってませんでした。ただ、伝えたかったのはBLAST SETOUCHIとは何なのか、そしてなぜBLAST SETOUCHIを瀬戸内の西南端「大分」で開催するのかということ。
そしてこの場を皆さんにどんなふうに活用してもらい、どんな越境を生み出したいのか、ということ。

私自身がBLAST SETOUCHIにどんな思いをもって、実行委員の皆さんとこの場を作ってきたのかは、Setouchi Startup Flag のYouTubeですべて話してしまったので、3分くらいの時間にまとめられることは限られていたのですが、地域の垣根を越境し、普段いる所属やコミュニティも越境することで、瀬戸内から新しいイノベーションを生み出すことができると信じていることをお話させていただきました。

Opening Speechの中では、サプライズで林官房長官からもビデオメッセージもいただきました。

そして、大分県知事である佐藤知事からも開催地大分県を代表して、皆様にご挨拶をいただきました!

ブラセト大分の司会である、高嶋さん、瀬戸内サニーくんが登場し、石破首相からの祝電も読み上げてくださいました。

大好きな二人による、前向きで明るいワクワクする司会!

Session1 次の世代に繋ぎたい地域と未来の在り方-瀬戸内の可能性を深耕する

瀬戸内海という共有資源を共にする私たち。世界へ、そして未来へと繋ぐ「瀬戸内(SETOUCHI)」 にはどんな可能性があるのだろうか。 「瀬戸内(SETOUCHI)」 という概念でつながり、共創していくことで新たにどんな経済圏や文化圏を創造できる可能性があるのか。それによって、各地域にどのような豊かさをもたらすのか。

・角南 篤 氏 公益財団法人 笹川平和財団 理事長
・長野 恭紘 氏 別府市長
・福武 英明氏 株式会社ベネッセホールディングス 取締役/福武財団理事長
・末松 弥奈子氏 株式会社ジャパンタイムズ 代表取締役会長 兼 社長
・猪熊 真理子 株式会社OMOYA代表取締役

別府市長の長野 恭紘市長。
ベネッセホールディングス 取締役会長 福武財団理事長 福武 英明さん。
株式会社ジャパンタイムズ 代表取締役会長 兼 社長 末松 弥奈子さん。
公益財団法人 笹川平和財団 理事長 角南 篤さん。

Session1のハイライトをX からピックアップ。

瀬戸内の素晴らしいスタートアップ&社会起業家7社が登壇した、「スタートアップ&社会起業家ピッチ」

ここからは、瀬戸内サニーくんが本領発揮(笑)「黄色いタイツ、Openingではダメー!」と言ったのは私なのですが、さすがに石破首相の祝電をオールタイツでは読み上げられないでしょ、、という判断から。「でも、ピッチの時はいいよ!」と言ったら、しっかり着替えてました(笑)

格好はこうだけど、コメントは素晴らしかったようで、さすがサニーくんです。

まず最初の登壇は、Space Aviation株式会社の保田さん。日本の空をもっとオモシロく。


これまでアナログだった農地の圃場確認や土壌分析を、衛星データとAIでデジタル解析するサグリ株式会社の坪井さん。

海藻で、海と人と地域をすこやかにする循環​ を生み出している、合同会社シーベジタブルの友廣さん。

大分から、モーターの回転数を調整する減速機の修理・再生を手掛けるスタートアップのMGワークスの松田さん。

「教育を共育で変える」をミッションに中学高校生向けソーシャルアントレプレナーシップワークショップなどの事業を行う、株式会社MoonJapanの藤田くん。

不動産の売主と買主が直接情報交換することで公平な取引を実現する、株式会社FUFUの奈須さん。

そして、トリは岡山・瀬戸内の期待の星でもある高校生、チット研究所の藤原 咲歩ちゃん。

最後にピッチ全体のご講評をスペースマーケットの重松さんからお話いただきました!重松さん、ありがとうございました。

Session2 社会課題の解決と経済成長を両立するイノベーターを育てるには?

さまざまなスタートアップやベンチャー企業を支援するエコシステムや行政・民間問わずの取り組みがある中で、地域課題や社会課題を解決しながらも持続的な経済成長も実現できるような起業家・イノベーターを育てるにはどのような視点や環境が必要か。

・藤本あゆみ氏  一般社団法人スタートアップエコシステム協会 代表理事
・石元 玲氏 株式会社ちゅうぎんキャピタルパートナーズ 取締役  投資部長 
・田口 一成氏 株式会社ボーダレス・ジャパン 代表取締役社長
・平原 憲道氏 立命館アジア太平洋大学 国際経営学部 准教授
・木原 寿彦 KIHARA Commons株式会社 代表取締役/Local Venture Commons株式会社 代表取締役

スタートアップエコシステム協会の藤本あゆみさん。
ちゅうぎんキャピタルパートナーズの石元 玲さん。
ボーダレス・ジャパンの田口 一成さん。大事なのは「気合い!」
立命館アジア太平洋大学 国際経営学部 准教授の平原 憲道さん。
BLAST SETOUCHI大分の実行委員でもある、KIHARA Commons株式会社 木原 寿彦。

Session2では、「起業家は一回死なないといけない」「でも、死に方が大事。再起できる仕組みをどう作るか。」「ヒリヒリとした飢えがあれば成長する。」
そして、大事なのは「気合い!!」というところにみなさんもそれぞれの道から到達して共感されていて、起業家も支援者も支援機関や金融機関もエンパワメントされるような情熱あふれるセッションでした。


Session3 「地域のために」とは何なのか。地域貢献の本質を探る

ベンチャーも地場企業も、大企業も、行政も、金融機関もみんな口を揃えて「地域に貢献したい」と言う。地域課題に取り組む、ローカルゼブラ企業やローカルインパクトという言葉も広がっている。「地域貢献」とは何なのか。本当に地域に貢献できるためにはどんな視点が必要なのか。地域に貢献する実践者たちから、そのヒントを探る。

・山中哲男氏  株式会社トイトマ 代表取締役社長
・井上かみ氏 株式会社百姓庵 ブランドコネクター 
・池邉 強 氏(株)テレビ大分 代表取締役社長
・田中 達也 氏(株)スペック 代表取締役
・古田秘馬氏 株式会社umari 代表  

トイトマの山中哲男くん。
百姓庵の井上かみさん。
テレビ大分の池邉社長。
スペックの田中さんからは上勝町のゼロウェイストの取り組みを。
モデレーターはumariの古田秘馬さん。

もう本当にSession3は、どの登壇者の方もお一人何時間でもご講演いただきたいくらい、素晴らしい取り組みを瀬戸内エリアの地域の中でされているわけですが、このセッション自体は50分しかない。その中で、それぞれの思いや取り組みの背景にある構造について、参加者の皆さんのそれぞれの立場や地域に活かせるヒントを感じていただけたのではないかと思っています。

Session4 瀬戸内のイノベーターたちが語る選択の分岐点

地域から、瀬戸内から、日本全国を、世界を牽引しようとしているイノベーターがいる。彼ら・彼女らは、地域や未来のためにどのような選択をしてきたのか。その背景にはどのような哲学や意思決定、選択の分岐点があったのか。
・中島 土 氏 ジェイリース(株)代表取締役社長  
・黒須綾希子氏 株式会社cotta 代表取締役
・永田 暁彦 氏 UntroD Japan Capital(株)代表取締役
・民秋 清史 氏(株)モルテン 代表取締役社長
・坂本大典氏 株式会社XLOCAL 代表取締役COO

cottaの黒須さん。
UntroD Japan Capitalの永田さん。登壇者の爆笑笑顔が印象的だったSession4。
モルテンの民秋さん。
ジェイリースの中島さん。
モデレーターはBLAST SETOUCHIを2年前に愛媛で立ち上げた発起人のXLOCAL 坂本さん。

最後のセッションSession4で語られたのは、とにかく「地域だからこそ希望がある。未来がある」という前向きにエンパワメントされる言葉の数々。人口減少、少子高齢化、地域課題など暗いニュースばかりに焦点があたりがちだけでど、「え?地域って可能性しかないでしょ!地域に未来があるに決まってるじゃん!」というパワフルなトーク展開がとっても印象的でした。

後半に永田さんから語られた「アントレプレナー=誰からも頼まれてないのに勝手にやる人・進む人」という金言もとっても印象的で、会場の皆さんも首がもげるくらい頷いていました。

Closing Session 次回のブラセト開催地は「香川」!!!

クロージングセッションでは、アドバイザリーボード、実行委員、登壇者・メンターの皆様にステージ上に上がっていただき、主催であるBLAST SETOUCHI大分実行委員会を代表して木原寿彦から皆様に向けての挨拶をさせていただきました。

ブラセト大分に関わってくださったすべての皆様に感謝をこめて。


そして、なんといっても恒例のBLAST SETOUCHI次回(来年)の開催地発表!
次回のBLAST SETOUCHIの開催地は「香川」!!!!

アドバイザリーボードで香川代表の真鍋さんからご挨拶。
次回の開催地が地元香川なの、めっちゃ嬉しい!!!
ブラセト香川の実行委員長は、司会でも大活躍してくれた瀬戸内サニーの大崎龍史くん!!

何がすごいって、もう来年のBLAST SETOUCHIは開催日程も場所も確定しているのです!!
来年のBLAST SETOUCHI in  香川は2025年9月14日(日)、9月15日(月祝)の2日間で、サンポート高松(香川国際会議場)で開催します!!!

来年のスケジュールなので、すぐにカレンダーにいれておいて欲しいです!!

すごい。大分の時は前年の岡山で発表された時、日程も会場も決まっていなかった。。。。

Facebookイベントページもできていて、すでに100名以上が「参加予定」とのこと。本当にすごいです!

最後に皆さんと記念撮影!!とにかくみんな楽しそうな表情をしてくださっていることが嬉しい。

やりきった感満載ですが、最後には声が枯れて枯れてすごい声になってました。(疲れと喋りすぎて、翌日病院に行ったら、急性声帯炎になっていたのですが、2週間経ってやっと回復してきました!)

アフターパーティーでは瀬戸内のみんなが仲間になり、ごちゃまぜに!

とにかく楽しそうなお写真を置いておきます!(自分が写っている〜という方、お好きにダウンロードしてお使いください!)

BLAST SETOUCHI大分実行委員を代表してB biz Linkの末崎さんからご挨拶。
前夜祭・カンファレンス・アフターパーティーまで3部すべての司会をお願いした高嶋さん。
アイドルか何かのユニットのようなSetouchi Startupsの藤田くん、山田くん。
アフターパーティーも会場は超満員で、チケットは完売。
過去の歴代主催と、来年の主催で写真を撮ろうとしたら、昨年の岡山主催の藤田くん山田くんがいなかった事件。

ブラセト大分が、特に大きな問題もなく、無事に開催できたのは、本当に実行委員、アドバイザリーボード、登壇者、スポンサーの皆様、関係者やスタッフ、そして何より参加してくださった皆様のおかげで、感謝してもしきれないくらいいろんな方にお世話になりました。

1年前にブラセトを大分でやると決まってから、大変な瞬間はその時その時あったはずなのですが、ほぼすべて忘れました!

最後に残ったのは、「感謝」と「愛」だけでした。

ブラセトを生み出してくれた愛媛の皆さん、バトンを繋いでくれた岡山の皆さん、そしてブラセト大分開催のために協力して下さったすべての皆さん、どの瞬間をとっても誰一人欠けたら、ブラセト大分は開催できていなかったと思っています。

来年は香川で!また新たなブラセトが生まれることを楽しみにしています!

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