今になって?
女性としてどうなのかな?って思うけれど。
私は、化粧というものはいけないものとインプットされてきた。
周りが興味を持ち始めたころ、そんなことに興味を持つのは、不良だと。
私が、中学生の時代は確かに、校内暴力だのなんだの。
荒れてる時代だったし。
母は、地域協力者として、学校関係や、子供たちの健全育成なんちゃらとか。
そんな活動をしていたのだから、それはね。
極悪だったんだとおもうけど。
中学生で、父親譲りの体質でニキビがひどくて、心悩ますお年頃だったし。それでも、肌を整える洗顔とか、そういうの、許されなかった。
私も自己肯定感も無かったから、日々生きてるだけで精一杯だったし。
言われるがまま。
抵抗したって、どうなるものでもなかったし。
そんなで過ごした学生時代だったから、お化粧、おしゃれは、もうね、
極悪と植え付けられちゃっていて。
高校卒業時には、化粧品会社からの案内で、メイクの講習とかあったんですよね。
でも、感覚が、お化粧は極悪行為だったから、行けなかった。
母も、そんなの私が教えてあげるから行かなくていいって。
行きたいといった後を想像するだけでめんどくさかったから、行かなかった。
そんなで、必要に応じてお化粧はそれなりにやってきたわけだけど。
母の肌質と、わたしの肌質は違うから。
母の化粧品を使えと言われて使うと、ニキビが悪化するというね。
ただただ、悲しい事態がエンドレス。
自分で買えばよかったのでは?
そう、でも、うちは、おこずかいというものが無い家だったんです。
おこずかいあげるなら、そのお金で洋服もノートも鉛筆も全部自分でまかないなさい。
おこずかいいらないって言えば、それはぜんぶお母さんが出してあげる。
そんなこと言われたら、いらないって言うしかない。
でも、欲しいものを言うと、怒られたから。
でも、高校生はおこずかい欲しいから。
バス代を使わずに歩いて貯めて、おこづかいに使った。
バレると、地獄だったけど(^^;
今の会社へ就職するまで、自分で自由になるお金はなかった。
会社へ入社してから少しずつ、化粧品買ったり。洋服買ったり。
だけど、私の心の中には、化粧やおしゃれは極悪という刷り込みは解除出来なかった。
服も、母が良いと言ったものしか買えなかったし。
アイラインやチーク、マスカラなんて興味持ったら、
使ったら手放せなくなるのよ!
って、言われて。
言葉の圧に、自然と極悪行為とつながる潜在意識で。
全てがめんどくさくて、日焼け止めだけ塗っていればいいや的な発想で。
仕事も、季節問わず、作業内容は汗だくにもなるし。
お化粧崩れるの気にするのもめんどくさいし。
しかも、私は実は大人になってわかったアレルギー体質であったので、
肌が弱めだったこともあり。
全てが、めんどくさかった。
私が動かなければ、何も言われず。
年頃になっても、おしゃれに興味が無いなんてダメな子っていう母からの
レッテル貼られて、
「そう、興味ないんです。私はほかに好きなことあるので。」
って。
そうしている方が楽で。
学生時代のアルバイトで免許とって、その後、マイカー買って、スキーへ行くという。
そっちへ夢中ってことにしておくのが、楽だったから、そっちへ逃げてた。
思い出すだけで、私は罪悪感と胸の痛みを感じて息苦しくなるけれど。
だけど今、自由になった私は、これまでに出来なかったことをやり始めた。
お化粧のやり方を叔母に教わり、今、楽しみ始めた自分がいる。
今も時々、化粧品を買う時にトラップが発動して、躊躇することがある。
だけど、それをひとつづつ、解除して行くことが、私の浄化。
いくつになっても、出来ることはある。
やれなかったことを、やり直す時間もある。
自分の精神年齢のアンバランスさをわかっているから。
子供のころで止まってしまった時間を、今から動かすのも悪くない。
そう、思っている、今日この頃。
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