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お正月の思い

柳原尚之先生が絵本を出しました.
春.夏、秋、冬のシリーズです。
内容は日本🇯🇵の行事食。
鯵の3枚おろしもイラストでわかりやすく
本格的です。
作り方も私が習ってきた近茶流柳原の味です。
クリスマスが過ぎれば、慌ただしくお正月の
準備にとシフトチェンジで人も街も大賑わい
になります。
近頃では御節料理は購入する家庭も
増えているようです.
子供が小さい間だけでも、家庭で御節料理を
一品でも手作りして欲しいと願うのですが、
なかなか難しいようです.
でも、御節料理って実は簡単❗️
だって食材を切って煮て味付けすれば出来てしまう
のですから。
炒めたり、蒸したり、ソースを作ったりなんて
必要ありません.
黒豆も一晩水や熱湯につけて翌朝、鍋に火を🔥
つけてさえいれば出来てしまいます。😊
ごまめもプライパンで煎れば好みの味付けで
塩や一味などでも良いのです.
テーブルを囲んでお屠蘇で新年を迎え、
三つ肴にお雑煮だけでも良いのです.
せっかく日本🇯🇵に生まれたのですもの
一年に1日だけしか作らない、食べられない
料理での会話を味わいたいと願うのです.
私のお正月の料理の思い出は
3色なのに七色揚げと呼んでいた揚げ物です。
豚の薄切りに黒胡椒をたっぷり振り
干し椎茸の細切り、細ネギ、金時人参🥕を巻き
衣にくぐらせパン粉を付けて揚げたものです。
食が細く、冬場は小児喘息の発作が出ていた
私のために母が煮物が多い御節料理の中に
揚げ物を加えてくれていたのです.
後は鶏の唐揚げ😊
銀座の三笠会館に縁があった祖母が
当時の社長に習った味でした。
祖母も母も今は他界しましたが
お正月🎍の御節料理には必ず 七色揚げと
唐揚げは作ります。
作りながら元気だった頃の祖母や母の事を
思い出します。
料理って食べるだけでなく、思い出も含まれている
味なのかもしれません。


今年の御節です。
一成先生がお元気だった頃です。