三小卒業

3.11.2019

年に一度、必ずこの日がやってくる。

忘れもしない2011年3月11日。
平凡な小学6年生だったわたしの人生は多く変わった。

「東日本大震災」

宮城県の沿岸部にあった実家は津波の被害を受け、しばらく住めない状態が続いた。
引っ越すことも考えた。
しかしわたしのわがままでそのまま家に住むことを決めた。

中学校生活は地獄のようだった。
津波のことを理解できない同級生たち、そして先生たち。

同じ地域でも津波を経験しているか否かで理解の差があった。

しかし、

東日本大震災がなければ、
アメリカホームステイも
UCバークレイでの地域復興学習も
高校交換留学も
上智大学に通うことも
世界一周コンテストに出会うことも
休学を決意してプログラミングを学ぶことも
全てなかった。

たくさんの命がなくなった東日本大震災。

PTSDにかかり、辛い時期もあった。

しかし、それがあって、乗り越えたからこそ今のわたしがいる。

どんなに辛いことがあっても、逃げ出さずに向き合うことの大切さと、
どんな試練だって、自分次第で乗り越えられるということを
8年前の東日本大震災は教えてくれてように思う。

月日が流れるのは早く、もう大学2年生が終わろうとしている。

今年、14:46はきっと電車の中で迎えることになる。

またこの日が、東北を想う大切な1日になりますように。


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