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大好きなムスメへ

ちゃちゃ、はじめてのお誕生日おめでとう。

そして、ママも今日がお誕生日なの。

ちゃちゃとママは同じ11月10日に生まれたんだよ。1年は365日もあるのに、お誕生日が一緒ってとってもすごいことだよね。

もっとすごいのは、ちゃちゃは令和5年11月10日に生まれて、ママは平成5年11月10日に生まれたの。令和と平成の違いでここまで一緒って、ママは奇跡のできごとだと思っているよ。

そんなちゃちゃが生まれてからどんな1年だったか思い出してみようね。

生まれてから1ヶ月半はじいとばあのおうちで過ごしたね。退院前の診察でお医者さんに「不整脈かもしれない」と言われて、生後10日ぐらいで遠くの病院に通って詳しい検査をしたね。8時間以上も全身に吸盤をつけて心臓の動きを確認する姿を見たとき、「なんで健康に産んであげられなかったんだろう」とママは自分を責めました。

結局、精密検査で異常なし。この診断結果を聞いてホッとした気持ちと「大切に育てていこう」と決意を新たにした気持ちは今でも忘れません。

それから、3ヶ月間自宅でひとり寂しく過ごしていたパパがお迎えにきて、パパ、ママ、にぃと一緒に飛行機に乗っておうちに帰ったね。久しぶりに帰宅したおうちがなんだか狭く思えて家族が増えたんだと実感したよ。

2月には近所の神社で初宮詣に行ったね。「健康ですくすくと育ってくれますように」と願って、ママのおともだちに写真を撮ってもらっていい思い出になったよ。ママが30年前に着た産着を羽織ってくれてなんだか嬉しかったなぁ。

それから6月のこと。パパがちゃちゃの爪切りをしながら「この怪我なに?」と深刻そうに言ってきた瞬間、ゾクッ。恐る恐る足の指を見ると、青紫色に腫れて、第一関節を境にくっきりと割れ目がついていた。小さなその指はちょっと力を入れて触ってしまえば取れてしまうんじゃないか?と思うほどの様子。

何が起きたのか?
なんでいつも一緒にいるママが早く気づけなかったのか?
もし、指を切断するようなことになってしまったら…

いろんな心配や不安が湧き上がり、一気に恐怖になった感情が溢れ出そうだったよ。

動揺した気持ちを隠せないまま、急いで夜間の小児センターへ電話。そしてタクシーに飛び乗って病院に駆け込んだね。

発見当時の状態から推測できるのは、ヘアターニケット症候群。髪の毛や糸、細い紐といったもので一定時間強く縛り付けられて圧迫されてしまう症状のこと。発見が遅れたら壊死して切断することもあるらしい。

気づいたときに何かが絡まっているようには見えなかったけど、産後の抜け毛が床に落ちてそれが絡まってしまったのかもしれない。

最悪の事態になることはなく、今はすっかり回復したけれど、もっと早く気づいてあげられなくてごめんね。

夏になると、お肌が弱めのちゃちゃは汗疹やお股のかぶれでたくさん皮膚科に通ったね。7月は月に6回通院するほど、皮膚科のお医者さんには大変お世話になりました。

特に女の子は「すべすべツヤツヤなお肌を保ってほしい」「お肌のことで悩んでほしくない」と思っているから日頃のスキンケアをがんばるね。

ママは24時間365日、ちゃちゃとにぃのことを考えています。そしてふたりには幸せな人生を送ってほしいと心から願っています。

病気や怪我をしたけれど、予防接種で注射しても泣かない強い子、身長も体重も成長曲線を越えてすくすくと育つたくましい子に育ってくれてありがとう。

ママは弾けるちゃちゃの笑顔が大好きです。

そんなママには夢があります。それは、この先もずっとふたりの誕生日を一緒にお祝いすること。

大好きなちゃちゃへ、1歳のお誕生日おめでとう。



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