スタートアップは「地道な山登り」。未知の領域だったテラドローンで目指す頂とは
こんにちは、テラドローンの測量事業本部でカスタマーサクセスを担当している小形麻里加です。
皆さんは自分の「キャリア」についてどんな場面で意識しますか?
年齢、ライフステージの変化、職場環境の変化など、その人によってさまざまな要因が影響するかと思います。
私自身で言えば、まだ世の中に浸透していないモノやサービスを通じて新たなフィールドを創る立場に携わることが1つの軸となっています。テラドローンに入社したのも、黎明期から成長期へと移る過程にあるドローンをどうやったら盛り上げていけるかといった点に興味を持ったことがきっかけでした。
今回は、そんな私がこれまでの仕事と全く異なる領域にあるテラドローンに飛び込んだいきさつや自分のキャリアとして重視する価値観やタイミングについて語っていきます。
「力を付けたい」と思いながら過ごした日々
新卒で飲食関係の会社に入り、主に接客の仕事をしていました。その時は将来どんなことをやっていきたいかまだイメージできず、まずは学生生活で学んだことが生かせる場所に行こうと軽い気持ちで仕事を選びました。
ただ、実際に働いてみると、やりがいや責任感を持てる仕事に関わりたいと仕事の価値観が変化していきました。その頃、ザ・モデル型の営業スタイルが普及し始め、SmartHRのようなクラウドサービスも広がっていることを知り、「これは面白そうだ」とそれまでのキャリアをガラッと変えてSaaSを提供する会社に転職しました。
その会社では主にフィールドセールスを担当し、カスタマーサービス(CS)の業務も兼任していました。セールスの仕事は経験を重ねるうちに結果も出るようになった一方、CSは自分の中でやり切れていない思いがあって「力を付けていきたいな」と思いながら過ごすうちに3年ほどが経っていました。
長い期間同じところにいると任せてもらうことが増える一方、自分に対して厳しく指摘やアドバイスをしてくれる人も少なくなってしまいます。
3年の時期を迎えましたが、まだ周りを引っ張っていけるほどのキャリアは積めていないとも感じていました。なりたい自分になるために今の状況をリセットし、さらに力を付けるためにも新たなフィールドに移ることを決意します。
未知の領域を求めた転職活動
転職活動を進める上で1つのこだわりがありました。それは「飽和している業界よりも新たな事業や領域を立ち上げて盛り上げる側でいたい」ということ。いま考えてみると、接客の仕事からフィールドセールスの仕事に進んだことも根底の考え方は同じなのかもしれません。
それまである程度規模のある会社で働いていましたが、もともとスタートアップのような環境のほうが合っているのかなと感じていました。自分の性格を客観的に見た時、役割が分かれている仕事よりも自分で切り開く仕事のほうが得意なことが理由としてあります。
そんな時に紹介されたのがテラドローンでした。ドローンの名前は知っているけど、どんな形で使っているのだろう…と興味があって調べるとかなり勢いがあり、他の会社と比較しても「やりがいがありそうな仕事だ」と感じたのが最初の印象です。
徳重社長が登場したPIVOTの動画にもかなり刺激を受けました。司馬遼太郎の『坂の上の雲』をバイブルに掲げ、世界を相手に本当に勝ちにいきたい思
いがひしひしと伝わったことを今でも鮮明に覚えています。
実際に面接を受けると、雰囲気が明るく、話しやすかったこともテラドローンに対して好印象でした。他社の選考も受けましたが、結果的に会社の勢いやトップの姿勢が最も伝わってきたことが印象的でテラドローンに入ることを決めました。
未来を創る仕事の難しさと楽しさが原動力に
テラドローンでは、測量事業本部でお客様へのドローンの購入後の活用支援を担当しています。他にも、お客様の問い合わせの対応に追われる状態だったCSチームを、先回りで状況を追いかける「攻めのCS」をチームで目指しています。
これまでと異なる新たな領域の仕事に飛び込みましたが、最初の頃は壁にぶつかりました。ドローンに関することはもちろん、測量に関することを含めてこれまでと違う領域の知識を身に付けながら仕事を覚えることに難しさを感じていました。
測量に関していえば、現場で実際にやっている人たちは経験豊富なベテランの方が多いです。一方でドローンは常にアップデートを繰り返しています。全く異なる2つの軸を統合させ、なおかつ自分たちが引っ張っていく大変さは今でも感じています。
ただ、テラドローンに入社したのは未来を創ろうとしているモノやサービスに携わりたいと思ったからです。「これから当たり前になるかもしれない」と感じられるモノやサービスに携わりたい気持ちが仕事の原動力になっています。
チャレンジングな雰囲気をひしひしと感じる環境
そんなテラドローンで働いていて凄いなと感じるのは、一人ひとりが挑戦的でアクティブな部分にあると思います。自分の仕事との直接関係性が薄い経営管理にしても、人事にしても、それぞれの部署の人がチャレンジしている雰囲気が意識せずとも伝わってきます。
人間関係も良好ですし、互いに相談しやすい環境にあると思います。同じ方角に向かってアクティブに突き進んでいく雰囲気は、テラドローンを初めて知った時に感じたイメージと変わらないところです。
これから一緒に働く人達へ一言
これから入社しようと考えている人たちに言えるのは、未来を創り出すことは、カッコよく見えて実は地道なことです。私たちは、そうした一歩一歩の確実な努力を積み重ね、目指す未来を実現していきます。この会社は全員が同じ思いで支え合いながら地道な山登りを続けています。そんな歩みを一緒になって進んでいけたら嬉しいです。