見出し画像

リーダーの資質③「リスクを恐れない決断力」【3】(リーダーに贈る「必勝の戦略」解説⑥)

この記事に目を通して下さり、本当にありがとうございます!

私の記事では、大川隆法先生累計3500回の法話3100冊以上の著書から、おすすめポイントを紹介しています。

新たな試みとして、大川隆法先生の書籍「リーダーに贈る『必勝の戦略』」のポイント解説に挑戦していこうと思います🌷

少しずつ進めていく予定ですが、皆様どうか温かくお見守りください。



「リーダーに贈る必勝の戦略」


職場をはじめ、さまざまな場面で、高度なリーダーシップが求められる現代。

本書では、リーダーシップを革新し続けるポイントが示されます。

  • フォロワーを惹きつける資質

  • リーダーシップ不足の意外な原因

  • 勝ち続ける組織を作り上げる考え方

著者が実戦で使い込んだ、成果を生み続けるための13の指針が、あなたを夢の実現にグッと近づけるでしょう。

リーダー論として、経営者にも、そして主体的に活動をしているすべての皆様におすすめの内容となっています。

それでは、今回は第1部第3章のポイント③「優秀不断を克服する」をご紹介させていただきます🌷



3.優柔不断を克服する


・指導力のある人は決断が速い

指導力のありやなしやを測る基準の一つとして、決断力が挙げられると思います。

優れた指導力を持っている人は、例外なく、決断において優れているのです。

決断すべきときに決断し、行動すべきときに行動することができない人は、
人生の多くの宝を失っているように私は思います。

なぜなら、あまりにも考え深すぎることで決断が遅れ、人生の成功を逃すこともあるからです。

この点において、「人々のリーダーになるべき人は決断が速い」ということが言えると思います。

換言すれば、先見の明があるわけです。

そして、この決断力というものは、決して、「右か、左か」というような単純な決断力ではなく、時々刻々において、いろいろな環境のなかにおいて、自分がどう進むかを瞬時に考え、間違っていることが判明したら即座に修正していく力であろうと思います。

したがって、決断力という言葉は、思慮深さということと、ある意味において一致することがありうるのです。

ところが、思慮深いということが決断力と結びつかないで、優柔不断と結びつくことがよくあるように思います。

リーダーの条件の一つとして、「決断力」が挙げられています。

確かに、管理職ともなれば、様々な案件の中から、何を選び取るかを自分で考えださねばなりません。

また、「自分が何をなすべきか」を考えた上で、道を創り出していく人がリーダーである、とも考えられます。

そんなリーダーにとっての大敵が、「優柔不断」。

どうしていくべきかが分からず、右往左往する時間が長ければ長いほど、部下たちや、ついてきた人が不安に溺れます。

最悪の場合、路頭に迷う可能性だってあるわけです。

優柔不断というと、思慮深い人なのかとも思ってしまいますが、本当に思慮深い人であるならば、熟考の末、最善の道を考え抜く人になっていくでしょう。

本当の思慮深さとは、決断力とも結びついていくものだということですね。


結論を出せない人、決断ができない人というのは、リーダーには向いていない、ということにもなります。

リーダーを目指す方や、人を導く立場にいる方の中で、「自分がどうしても決断することが苦手である」、という自覚のある方は、決断力を磨く訓練をされてみるのはいかがでしょうか。

もしくは、どうしても優柔不断で決断ができない、という場合は、「決断力」のある方のサポート役に回り、補佐や参謀として活躍する、という手があると思います。



・決断力の源泉にあるものとは何か

真実の決断力とは、
「難関、難局に際して、快刀乱麻を断つがごとき判断、大局的な判断をし、また、仕事の流れ、運命の流れにおける、小局的な判断については、時々刻々に変わる情勢を見ながら、そのつど自分の判断を修正していく」
というものであろうと思います。

決断力に関しては、「偉大な人物ほど、自分の非を認めるのに迅速である」ということが言えるでしょう。

「決断力に富む」という言葉は、「いったん自分が決定したことを決して翻さない」ということを意味しているのではありません。

そういう頑固な人格を意味しているのではなくて、
「いったん自分が決めたことは、あくまでも貫こうとするが、その貫くときにおいて、『私利私欲はないか。我欲はないか。これがほんとうに多くの人々を生かす道であるのか。これがほんとうに仏の心に合致した行いであるのか』と常に点検する」
ということを意味しているのです。

真に決断力に富んだリーダーは、快刀乱麻のごとく、大局的な判断をします。

仕事上の細かい判断など、小局的な判断においては、時々刻々と変わりゆく情勢に合わせながら、その時に合った判断をしていく。
以前の自分の判断も修正していく。

ということだそうです。

確かに、大目標として掲げているものをいきなり変えられると現場も混乱しますよね。

大局的な判断を指し示したら、ひとまずはその方向性で成果を見守る時間も必要です。

ただし、仕事上発生する日々の判断事項など、細かい判断事項については、その都度方針を変更するなど、きめ細やかな創意工夫が必要になってきます。


「決断力に富む」という言葉は、「いったん自分が決定したことを決して翻さない」ということを意味しているのではありません。

この言葉も、頑固なタイプの私には身に染みるものがあります。

ある方針を継続したり、新たな決断をするにあたっては、「自分の決断に私利私欲がないか。その道が多くの人の役に立つための道であるのか」をチェックする必要もあるそうです。


したがって、決断力の源泉にあるものは多くの人々への愛です

そのためには、みずからにとって不利な決断もしなければいけないことがあります。

それは、「間違った行動をしたと思ったとき、間違った判断をしたと思ったときには、それをさらりと認めてしまう」ということです。

みなさんも、自分のプライドにこだわって、自分の非、間違いを、なかなか認めたくないことがあるでしょう。

また、どのような人であっても、ときには、口を滑らせたり、間違ったことを言ったり、人を傷つけたりすることがあるでしょう。

そのときに、自分のプライドにとらわれ、そういう小さな自分を護ることに汲々としてはなりません。

勇気を持って、より多くの人々のために自分の結論を変えていく姿勢が大事です。

これがまた、次の決断力を生んでいく力となるのです。

決断力の源泉にあるのは人々への愛。

この言葉が特に心に響きました。

人々への愛があり、どうしたらその人々が良くなっていくかを考えるからこそ、様々な決断を積み重ねていけるのですよね。

ときに大きな方針を打ち出したり、周囲の人々の意見を聞くことで、細かい修正案を出してみたり……。

今の方向性では人々のためにならない!間違っていた!と思えば、潔く非を認め、軌道修正を怠らないのもリーダーの務めです。

自らのプライドにこだわり、一度出した方針にずっと固執しすぎると、発展するべきものが発展せず、停滞を生み出すこともあります。

「人々の愛のため」と腹をくくり、間違いを素直に認め、軌道修正をする気概も必要でしょう。


・大成するために必要な二つの視点


人生を渡っていくには、
どのような困難をも跳ね飛ばしていく、巌のような強靭な意志と、
繊細に、細心に、いろいろなことを分析しながら、
そのつど柔軟にみずからのあり方を変えていく心

この両方が必要なのです。

柔軟さを失った心であっては、成功することは、おぼつかないと思います。

大成功者の多くは、「信念を貫いた」という面と、「物事に柔軟に対応した」という面の両方を兼ね備えているように思います。

何十年という人生において大成していくためには、大局的観点から、決断力を持って多いに貫いていく部分と、小局的観点において、時々刻々に自分を変化させていく柔軟な心、その両者がどうしても必要なのです。

本章のまとめのようなポイントになりますが、

人生で成功していくため、リーダーになっていくためには、

・どのような困難をも跳ね飛ばしていく、巌のような強靭な意志
繊細に、細心の分析をしながら、柔軟に自分を変えていく心


この両方が必要です。

また、

・大成功者の多くは、「信念を貫いた」という面と、「物事に柔軟に対応した」という面の両方を兼ね備えている


この事実も心に刻んでいきたいと思います。

信念を貫く力と、柔軟に臨機応変に対応する能力。

一見相反する能力をうまくブレンドさせることによって、成功への道が開けていくのだと思います。



本日の解説はここまで。

最後までご覧下さり、誠にありがとうございました🌷



『リーダーに贈る必勝の戦略』を本格的に深く学びたい方は、書籍の方を強くお勧めさせていただきます!


〈公式出版サイトはこちら!↓↓〉


〈Amazonはこちら!↓↓〉


※自己紹介&サイトマップをつくりました!全記事一覧はこちらになります。↓↓

※「X」もやっています!よろしければフォローいただけますと嬉しいです♪
真理花@大川隆法著作愛好家(@Marika777hs)さん / X (twitter.com)



この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?