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「恨みをもって恨みに報いる」という考え方は、もうやめよう(大川隆法著「幸福実現党宣言」より)

この記事に目を通して下さり、本当にありがとうございます!

私の記事では、大川隆法先生累計3500回の法話3100冊以上の著書から、おすすめポイントを紹介しています。

新たな試みとして、大川隆法先生の政治関連の書籍のポイント解説に挑戦しています🌷


大川隆法先生といえば、「幸福実現党」の創始者でもあります。

通常、宗教の心の教えに惹かれる方と、政治活動に興味がある方の層が異なっていることも多いです。

ところが、大川先生の場合は、「政治も宗教も世直しのために必要なのは同じ」だということで、両方同時に発信しておられた印象があります。

私のnoteでは、主に大川隆法先生の心の教え、リーダー論などをご紹介してきました。

この政治企画では、大川隆法著作集をご紹介する者として、純粋に大川隆法という方から流れ出てきた政治哲学を、書籍の解説という形で、ご紹介できればと思います。

少しずつ進めていく予定ですが、皆様どうか温かくお見守りください。


まずは、「幸福実現党」を立党した際に発刊された、『幸福実現党宣言』という書籍から、その政治思想のポイントをご紹介していきたいと思います。


※今回ご紹介するのは、中国・北朝鮮問題について。
著書の発刊が2009年のため、現在の国際情勢とは少し違う部分もあるかもしれませんが、大枠の理念としては同じため、そのままご紹介させていただきます。

現在の私たちにも参考になる部分があれば幸いです。



「恨みをもって恨みに報いる」という考え方は、もうやめよう

中国に対しては、

「『恨みをもって恨みに報いる』というような考え方は、もうやめようではありませんか。

内政干渉をするのはやめて、もう少し前向きに考えていき、お互いに協力し合えるような未来をつくれないでしょうか。

ことあるごとに過去の話を持ち出して、外交関係を損ねたり、国民感情を損ねたりするのは、もういい加減にやめようではありませんか」
と言うべきです。

「大国なのだから、そういうことは、もうやめようではありませんか。

『日本が悪いことをした』と言うかもしれませんが、アヘン戦争以降、
ヨーロッパの植民地になったのは、あなたの国でしょう。

ヨーロッパの主要国の植民地になったはずです。

それについては何も言っていないではありませんか。

どうして日本にだけ文句を言うのですか。

そういう部分に特定の意図を感じます」

という必要があるのです。

未来を大事にしたいのであれば、お互いに譲るべきところは譲って、建設的に話し合うことが大事です。

「世界のなかで、悪い国は日本しかない」というような言い方をするのは、やめたほうがよいと思います。

中国では2009年の時点でも、現在でも、南京事件や、戦時中の侵略主義で日本軍から被害を被ったという主張が根深く存在しています。

この話についてはもちろん詳細に言い返すこともできるのですが、今回、特にお伝えしたいのは、

「恨みをもって恨みに報いる」と言う考え方はもうやめよう、ということです。


中国には、アヘン戦争で負けて以降、ヨーロッパの植民地になった経験があります。

にもかかわらず、ヨーロッパ諸国を責める声明を出さず、日本にだけ先の大戦の「侵略主義」について文句を言ってくるなら、

それは、「同じアジア諸国だから言いやすい」というだけであり、まったく客観性のあるものではありません。

お互いを忌み嫌うのではなく、尊敬できる部分を尊敬し合って、明るく建設的な未来を描いていきたいものだ、とのお話が出ていました。

(あくまでも、中国側にそのような良心が残っていればの話でしたが……💦)



「日本は悪い国だ」という中国の攻撃は、歴史を捻じ曲げている

南京事件についても、「何人、死んだか」ということは、今となっては確定できませんが、七十年以上もたっているのに、「日本が、いかに非道なことをしたか」ということを、一生懸命、世界にPRするというのは、大国として、あまりに情けない姿ではないでしょうか。

少なくとも、核ミサイルをたくさん持っている国がするような国ではないと思います。

もっと力のない小国、つまり、日本に占領されるおそれがあるような国がやるのならば分かりますが、日本を核ミサイルで攻撃でき、空母艦隊までつくろうという国のすることではないでしょう

それは、日本の国民感情を非常に害しているように思います。

日本だって、広島や長崎等で十万人単位の人が死んでいます。

東京も、一晩で何万人もの人が死に、焼け野原になりました。

そのように、民間人がたくさん死にましたが、それをもって、アメリカとの友好関係をやめようとはしていません。

その辺は、きちんと反省すべきことは反省し、積極的で前向きに取り組んでいるのです。

したがって、「日本は悪い国だ」という中国の攻撃は、実は歴史を捻じ曲げていると言わざるをえません

要するに、国内の不満をそらすために、「悪い国があり、そのせいで、自分たちは今までこんなにうまくいかなかったのだ」と言っているわけです。

南京事件で、日本兵による虐殺が行われた、という話は大きく盛られた話であることが分かっています。

そもそも、現在、核ミサイルを使用できるような国が、正式な戦力を持たない日本に対し、過去の日本兵の非動さを発信し続ける、というのも、不思議な構図です。


日本人は日本人側で、過去の反省すべき点は反省しながら前に進んでいます。

中国側の言い分だと、日本は中国への侵略を謝罪・反省せよ、と言いたいのかもしれません。

しかし、原爆を落とされた側は日本であることも事実です。


それぞれの国がお互いの至らなかった点を正しく反省する分には良いのですが、内政干渉にいたるまで、他国の歴史を批判するのはもういい加減にやめようよ、ということ。

そして、そのような歴史認識のところから、自国への自信を失った教育が行われているのも、大きな問題点だと思われます。



・自国の体制が上手くいかないのを、日本のせいにするな

「毛沢東による共産主義革命があったのに、何十年も経済が遅れた」ということの説明がつかないのです。

これに対して、革命が起きなかった台湾は繁栄しました

日本の植民地だった台湾は、自由主義の下で繁栄したのに、中国は何十年も発展が遅れたわけです。

それを日本のせいにすることで、政治家が責任逃れをしたのではないでしょうか。

もっとフェアに考えなければいけません。

また、日本の持っている素晴らしい面にも、もっと目を向けていただきたいのです。

日本は、長年、中国に対して援助をしてきました。

ODAなどで、毎年、一千億年あまりの額を、ずっと援助してきたのに、中国国内ではほとんど報道されていないため、中国の国民はその事実を全然知らないはずです。

そのような、ずるいことをしてはいけないと思います。

中国には共産主義革命があったのにもかかわらず、経済発展が遅れていた時期がありました。

その間、自由主義の台湾が発展してきたという事実もあります。

国内の体制が悪く、国の経済成長が遅れていたのを言い逃れするために、歴史問題で日本に批判の矛先を向け、国民感情のガス抜きをしていた、という面もあるようです。


そして、そんな悪口ざんまいの隣国に対しても、経済援助をしてきたお人よしの国、日本であったことも忘れてはならないでしょう……。



朝鮮半島の平和化は中国の安全にもつながる

また、北朝鮮も、国際レベルで見たら、国とは言えないような「わがままな駄々っ子」のような活動をしています

この北朝鮮については、本当は中国次第でどうにでもなるのですが、中国は、わざとこの国を使っているのです。

昔の譬えどおり、「唇亡びて歯寒し」であって、唇が亡びたら歯が寒くなるので、中国は”歯”のところを守ろうとして、”唇”の役を北朝鮮に押しつけています。(2009年当時)

あのような悪い国でも、存在していれば中国の防波堤になると思って、遺しているのです。

「北朝鮮の問題があるかぎり、韓国軍も米軍も、日本の自衛隊も、中国に対しては何もできない」と思って、あの悪い国を放置しているのではないでしょうか。

そういう卑怯なものの考え方は、もうやめていただきたいのです。

中国のほうから、きっちりと叱れば、あの国は変わることができるのです。

今、北朝鮮は、食料もエネルギーも、経済的援助も、中国に頼っているのですから、中国のほうが「国を変えよ」と言えば、北朝鮮は変わるのです。

それを、わざとしないでいるのは明らかです。

どうか、そういう考え方を改めていただきたいと思います。

中国がイニシアチブをとり、中国一国でもって北朝鮮を変えたならば、日本は中国を非常に尊敬することでしょう。

そして、朝鮮半島の平和化が、実は中国の安全にもつながると思うのです。

朝鮮半島に火種があれば、日本だって何をするか分からないところがあるからです。

できれば、そうはならないようにしたいものです。

2009年の時点で、中国から北朝鮮に注意をすれば、北朝鮮が、近隣諸国を何度も脅かしてミサイル実験をすることも、ミサイル国家としての地位を確立することも防げたはずなのだと思います。

ところが、それを敢えて制しせず、やりたい放題にやらせていたのが中国という国だといえます。


時代は刻一刻と変わってきており、日本という国のみ、「平和ボケ」と言う名の元、ぽっかりと置き去りにされてきてしまいました。

2009年といえば、北朝鮮が「飛翔体」を打ち上げて話題になるも、ミサイル開発実験だとも報道されていなかった段階です。

少なくとも日本がこの時点で警鐘を鳴らし、何らかの国際的アクションを起こしていれば、アジアのリーダーとしてもう少し隣国から頼りにされる国へと発展していった可能性があったのだと思います。


現実問題として日本に実害が出ていない現在、国際政治上の危機を訴えてもピンとこない現状は続いているように感じます。

あえて言うとするならば、「原因・結果の法則」「因果の理法」は国レベルでも通用する、ということでしょうか。

有事に際しても、「備えあれば憂いなし」ですが、「備えなかったならば、それ相応の被害が出る」可能性があるということ。

そして、それは、政治家をはじめ、私たち国民一人ひとりの選択の結果責任であるということを、心にとどめておきたいものだと思います。



今回の解説はこのあたりまで。

拙い解説を最後までご覧くださり、誠にありがとうございました。


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真理花@大川隆法著作愛好家(@Marika777hs)さん / X (twitter.com)

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