横浜中華街半日ウォーク

横浜に出る用事があって帰りに中華街に寄ってウォーキングしてみた。
お昼時だったのでまずは中華料理を楽しむ。お目当てのお粥のお店は行列で諦めてしばらく彷徨う。

梅雨だというのにまずまずのお天気で修学旅行生や観光客も多め。好みはあれどどのお店もそれなり以上に美味しくてこれまでハズれたと思ったお店はないのでなんとなくではあるけど清香園というお店に入った。

坦々麺のランチセットと海老シューマイ、小籠包とおこげを注文。いつもの鼎泰豊の小籠包より2回り大きいしっかりお肉が味わえる。おこげに具を注ぎ込むときの弾けるさまが食欲をそそってやまない。そのエピのぷりぷり感ときたら半端なくてお値段以上。写真を一枚も撮るとこなく完食…手ぬかりました。

さてお店を出て、娘と四柱推命でもみてもらう?なんていう方向に話がまとまる。以前から中華街には占いのお店がなぞに多くて疑問に思っていたけど娯楽の一つなんだな〜と我が身に起こる気まぐれに理由づけをしてみる。

手相は500円と呼び込むお店が立ち並ぶ中、統計学から生み出された四柱推命でうらなってくれそうなお店を見極めるためにまた徘徊。こんなのろのろウォーキングは運動といえないよね。まあいいよ、暇なのは大学生の特権みたいなもの。ついでに適職でもみてもらえたらいいよ。

ちょうどベテランのよく当たる人が今空いてると店の前のお姉さんがうまく誘導するので着席。

日本で四柱推命と言われているのは中国の算命学と同じよ、とか大殺界と天冲殺と空亡も同じことなの、などなど曖昧だった知識が整理され、娘の生年月日から年の七赤金星は派手だけど月の八白土星は締まりやで日に卯がいるから可愛らしいところもあるのねなどと次々解説してくださる。

うさぎがはいってるから医療関係は向いてますよ、戌亥に星があるから大物政治家になるかもしれないわね、八白は金融もいいわ…だんだん支離滅裂になってきてよく言えば末広がりの未来が広がる。どうせ同じ料金ならと

「この子はピアノが好きなんですけどピアノの道はどうでしょう」

と遅過ぎる質問には

「芸術の線は全く出てませんね」

やっぱりそうよ、そうよね、普通の大学に行って正解だったわと妙に胸を撫で下ろす。

今年より来年の方が運はいいわね。そうなんだ…なかなかシュウカツガススマナイトオモッタ。

お化粧が濃すぎて何人かよくわからない占い師さんに思い切って中国の方ですか?と伺うと日本人ですよ、中華街の占い師はみんな日本人でお店の前に立ってる人が中国人!と長年の疑問が一瞬で氷解した瞬間でした。

サービスなのか手相も見てもらって、何十年もお勉強された蓄積を20分間1人のために開陳してくださって3,000円は妥当な料金よね、と話しながらお店を出てもう少し歩かないとウォーキングとは言えないと元町に向かう。

港の見える丘公園のフランス地区へと階段を登っていく。

ゆりの香りが漂う中、登りきるとバラ園があったりマーニーのような旗があったり横浜は今日も素敵な街だった。 

皆様一週間お疲れさまでした。ゆっくりおやすみください。

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