女子プロゴルフ観戦記:金田久美子さんおめでとう!
ゴルフは観戦するよりプレイする方が楽しいと長年思っていたのだけれど、電車で行けるところに渋野日向子さんや畑岡奈紗さんが来られるとなっては一度足を向けてみようかという気にもなろうというもの。ラウンドする日のように早起きして埼玉は飯能に向かった。
西武特急を奮発してギャラリーバスの混雑も覚悟の上会場に向かう。飯能駅からは西武バスが総力を結集したかのように何台も待機してくれていて長い行列もみるみる武蔵丘ゴルフコースに運び込んでくれた。
当日券はないということで、先日買っておいた5,500円のチケット2人分を機械にかざしていよいよ中へ。ぞろぞろついていくとほどなく練習場でプロたちが快音を響かせているではないか。あの憧れの人たちが!
遠目で遠慮がちに撮影させていただいた。
着いた時にスタートされたのが小祝さくらさんたちの組。ひそかに応援してはいたのだけど彼女の熱心なファンの皆さんが多くてそれも納得。3人ともドライバーをかっ飛ばして10番ホールを進んでいかれた。
目的の17番ホールのグリーン辺りに腰を据えて最初の組から回ってこられるのを待つべく進むと途中15番のショートホールで岩井明愛さんたちがTショットを打たれるところ。可愛い!そして堂々とされている。テレビでいつも拝見していたプロゴルファーたちが身近に感じられる。
17番ホールは池越えで砲台気味のグリーン。どのプロも一打目をいいところに放ち2オン目指してくる。左右にこぼれるとギャラリーは自分のことのように惜しがり、寄るとこれまた自分のことのように喜ばれる。大勢詰めかけた観客が広いコースで思い思いの場所に分散して観戦していて、意外と広々。ある選手についてずっと移動して応援するか、一箇所に座って次々回ってくる組に声援を送るか、お好み次第だ。お弁当も広げる時間もあり秋晴れの日曜日を満喫。
アマチュアのわたしたちがラウンドする時よりもグリーンは短く刈り込まれてまるでガラスの上のようにスピードが出るというが、本当にパッティングの時は息を呑む。皆さんマナーも良くて選手に最大限の敬意を払いつつ見守っておられた。
その後16番グリーンと17番Tボックスの間に場所を移動して後半の組が回ってくるのをお一人残さず目に焼き付けた。原英莉花さん、稲見萌音さん、吉田優利さん、菅沼菜々さんたちも大勢のファンを引き連れてのラウンド。これは会場に来ての実感。
すぐそばを幾多のスター選手が歩いていておられても、親しみやすさがウリの関西のおばちゃんであるごきげんママ♡をもってしても声などかけられない。緊張しておられるだろう最終日、声にならない声援は選手たちに届いただろうか。
会場にいるとテレビ放送などよりスコアは分かりにくいのだけど、優勝争いは最終組の2人に絞られている様子は伝わってきて、いよいよ金田久美子さん、川﨑春花さんの組が視界に入る。美しく整備されたバンカーからの川岸史花さんのこれまた美しいバンカーショットにも魅せられた。
11年ぶりの優勝がかかる金田久美子さん、新人ながら2週連続優勝を狙う川﨑春花さんのどちらも一歩も譲らない気持ちの強いプレイに本当に感動した。17番ホールの金田さんの2打目がピンそばについた時のは帰ってから録画で見たけれど運も実力も間違いなく女王。
遠路早く帰りたい気持ちに、優勝インタビューを聞きたい気持ちが勝って最後まで18番グリーンから離れられなかった。11年前の初優勝から毎日トレーニングや練習を欠かさずこの日を信じて頑張ってこられたお話に会場に残った人たちは惜しみない拍手を送られた。感動をありがとう!そして最後まで追い詰めた川﨑春花さんの威風堂々ぶりに一時代を築く選手の予感がした。
さあ今日からは新しい1週間、気持ちを切り替えて前を向いて過ごしたいと思います。皆様もどうぞごきげんよう。
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