年賀状のこと。
昨日ようやく投函しました、年賀状。25日までなら元旦に届けてもらえるとの説を信じて滑り込みました。
両親の真似をして年賀状を書き始めたのは小学校の中学年くらいだったような気がします。そのころは郵便番号が三桁でした。宛先、差出人の住所名前の書き方など見習いながらたどたどしい年賀状でした。
1991年に結婚してからはごきげんパパ♡が作る年賀状を一緒に使っていました。今となっては笑い話のようですが、夫の分のあて名書きも全部私の仕事。300枚ほど二晩ぐらいかかって書いたように記憶しています。それほど暇でもなかったのですけど、嫌な顔一つせず引き受けていた自分が健気です。これは高校の時の彼女で、これが大学の時に付き合ってた娘。いちいち説明してきます。そんなんどーでもいーわ、って今では思いますけどへえ、そうなのね。とうなずきながら隠し事のない人なんだなあなんて思ってましたっけ。
2000年頃から筆ぐるめを導入してあて名を入力して印刷するようになってその仕事から解放されました。ごきげんパパ♡は寂しがりというか社交的というか、今でもさらにたくさんの年賀状を出し続けています。必ず5人家族の写真を11月ごろに撮る儀式があって、それは家族には忌み嫌われながらも30年近く続いています。
10年ほど前からごきげんママ♡は写真付きを止めました。私個人でパソコンで作ったものにしています。いい加減自分の顔も見せたくないし子どもも大きくなって可愛いとは言いかねる年齢になったと判断しました。写真付きを楽しみにしてくださっているムキもあったようですが、やめてよかったと思っています。
そして近年はラインやfacebookでつながっている人にお出しするのを止めました。どんどん減って今は30枚のみ。止め時やそれを伝えるのも難しいもので、お相手から来なくなると察してやめる、ラインなどでご挨拶をするなど。届くと嬉しいのですが、世の中的に縮小傾向なので周りの様子を見ながらこのような形になりました。20代の子どもたちは一枚もやり取りしません。たまに「結婚しました年賀状」が舞い込むことはあります。
調べてみると平安後期から貴族は年賀を祝い合い、江戸後期には庶民の年賀状を飛脚が運んでいたとか。そのように伝統の日本文化がだんだんすたれていくことに一抹の寂しさはありますが、インターネットが変えていくのですね。せめて書くときは手書きであて名を書いています。印刷だけの賀状は味気ないですね。何年もお会いしていない人のお顔を思い浮かべながら書くのも良い時間です。
皆さんは年賀状、どうされていますか?やはりお若い方は出さないのでしょうか。
ピーク時は44億超えだった発行枚数も今では19億あまりとのこと、桁が大きすぎてピンときませんが半分以下になっているのは確か。年始は激務だった郵便屋さんも年々落ち着いてきているのですね。noteで新しい方と知り合うのもとても楽しいですが、それと同時に長いお付き合いの方も大切にしたいと思う年の暮れです。
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