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小さな声


俺なんてさ
蟻みたいに小さな声だから
彼女から声を聞いてもらうのに必死なんだ
必死でアピールして聞こえて貰えた時は
やったと思う。
ただそれだれ
ただたんにそれだけの為に時間を費やしている
自分は「何だ?」と問いかける。
答えはでない。

なにせ、ちっぽけな蟻だもの
せつせと仕事をこなし
彼女からの着信を待つ
これの繰り返し
いつまでもいつまでも続く道を蟻は歩いた
彼女へ声を届けるために



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