筑波山つつじヶ丘の昭和感
先日、筑波山のつつじヶ丘という場所へ行ってきました。訪れた観光地に対して、久しぶりに考えるところがあったので、ここに記してみようかと思います。
筑波山つつじヶ丘には、女体山山頂までいくロープウェイの駅があります。
400台停めれる駐車場や関東鉄道バスの終着点でもあり、ロープウェイ利用者だけでなく、筑波山山頂を目指す登山者の出発点でもあります。
訪れた日は、あいにくの天気でロープウェイには乗らなかったのですが、私が一番驚いたのはつつじヶ丘という場所の昭和感でした。
よくも悪くも、まるで時間が止まったかのような空間。
ロープウェイ乗り場の近くに位置するレストハウス。昔ながらのお土産屋さんや、パイプ椅子のような椅子がたくさん並べられているレストランがありました。どちらもスペースは広かったです。
そして登山口近くにある謎の遊園地のような廃墟。
つつじヶ丘駐車場に出入りする車は決して少ないわけでなく、天気がよくないながらもロープウェイを利用するお客さんはそれなりにいるようでした。
こんなに人が行来しているのに、チャンスを逃してしまってるかのようなレストハウスに驚きました。もったいない!
筑波山は首都圏から近い場所に位置しているのに、なぜこのようなことになっているのか。気になったので、少し調べてみることにしました。
筑波山とは
「西の富士、東の筑波」と富士山と並び称されています。
日本百名山の中でも、標高が低く、標高877メートル。ちなみに高尾山は599メートル、富士山は3,776メートルです。
男体山・女体山の二峰からなっています。
筑波山は茨城県つくば市の北端に位置し、
雅称は紫峰(しほう)、筑波嶺(つくばね)です。古くは万葉集にも詠まれ、信仰の山として栄えてきました。
また、日本百名山や日本百景のひとつでもあります。日本百景の中で一番標高が低いそうです。
筑波山
<観光いばらきより>
筑波山 登山コース
<つくば市ホームページより>
中腹に位置する筑波山神社
つつじヶ丘の運営は
レストハウスやロープウェイは、筑波観光鉄道グループが運営しています。
会社設立は大正12年、京成電鉄連結子会社で、京成グループの企業です。
レストハウスは、市や観光協会の運営かと思いきや、京成グループだったんですね。
つつじヶ丘駐車場は、茨城県道路公社が運営しているようです。ちなみに筑波山中腹にある第4駐車場まである駐車場はつくば市市営と記されていました。また、中腹には2015年に観光拠点としてオープンした「おもてなし館」があり、こちらは市の管轄のようです。
つつじヶ丘の利用者数
筑波山の観光入込客数は、平成28年時点で約221万人でした。
<第二次つくば観光基本計画より>
つつじヶ丘まで訪れる観光客や登山客数の数値がわかりませんでしたが、つつじヶ丘駅から出発するロープウェイの年間輸送人員は約35万人となっていました。
筑波山ロープウェイ
<筑波山ケーブルカー&ロープウェイより>
遊園地の廃墟はなに?
インターネットで調べてみると、ヒットしてきました。
どうやら「ガマランド」という営業中の遊園地で、三井谷観光が運営されているようです。
廃墟かと思いきや営業中の施設でした。
老朽化で遊具は全て壊れているよう。どうなっているんだ・・。
「ガマランド」と検索すると、個人のブログで紹介している記事が多く見受けられました。ちょっとしたB級スポットなのでしょうか。
B級スポット・・人によって好みの分かれる観光施設或いは観光地のこと。
<Wikipediaより>
おわりに
よく考えれば、メンテナンスがされず、廃れ気味の観光施設って全国的に多く見受けられるかもしれないですね。
せっかく、世の中はアウトドアブームで、筑波山は首都圏に近い立地なのに、このままなのはもったいない!と思い、つらつらと書いてしまいました。色々な大人の事情があり、今のような状況のままの可能性が高いですが・・。味のあるレトロ感を残しながらも、現代の利用客向けの場所に少しずつ進化していくことで魅力が上がるのでないかと考えます。
筑波山から見渡せる関東平野の眺望は唯一無二だけれど、眺望だけでなく、車などで山道を登ってたきた観光客や登山客を迎え入れる場所として、「つつじヶ丘」が訪れたお客様の満足度がさらにアップする場所になったらいいなと思います。
2021年の都道府県魅力度ランキングでまたまた最下位になってしまった茨城県の良さを知ってもらうためにも、茨城県の代表的な観光地のあり方の重要性を感じました。
色々書いてしまいましたが、主婦の戯言なのでご容赦ください!
以上、最後までお読みいただきありがとうございました♪