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ウッドショックと宮崎県の林業について考える
最近よく耳にする“ウッドショック”という言葉、ご存知でしょうか?
私はつい最近知ったばかりなのですが、
日本有数の杉の生産地である宮崎県の林業と合わせて勉強してみることにしました。
■ウッドショックとは
ひとことでいえば、輸入木材の高騰です。
コロナ禍の影響で木材供給不足に陥っています。木材の価格が高騰し、特に住宅業界は大打撃を受けています。
“オイルショック”ならぬ“ウッドショック”とまで。
工期の長期化や建物価格の上昇が懸念されているそうです。
■ウッドショックの背景
コロナ禍で停滞したアメリカ経済が活動を再開し、木材の需要が高まっています。
アメリカ郊外では戸建てブームが起き、
それに伴って木材の価格が上昇しているそうです。
そしてヨーロッパや中国でも同様に木材の需要が高まっています。
また、輸送に使うコンテナ船の不足もひとつの要因のようです。
今まで国内木材が高いため、
輸入木材に頼っていた現状があります。
ちなみに日本の木材自給率は37.8%です。
(令和元年度 林野庁調べ)
今後、国内木材の供給を増やそうとすれば、それに伴って国内木材の価格も高騰するでしょうし、もともとの人員不足もあり、急に供給を伸ばすことは難しそうです。
ですが、日本有数の杉の生産地である宮崎県の林業にもいい影響があるのではと素人目線で思ったので下記に綴ります。
■宮崎県の林業
宮崎県の森林面積は、約59万ヘクタール
県の面積の76%を占めています。
宮崎県北部に関しては
おおよそ88%と多くを占めています。
そして宮崎県の温暖で雨が多い気候は、
木を育てるのに適していると言われています。
特に「スギ」や「ヒノキ」が多く育てられていて、「スギ丸太」の素材生産量は、平成3年以来連続で全国1位です!
そんな日本最大の生産量を誇る杉、
宮崎といえば飫肥杉(おびすぎ)が有名です。
■飫肥杉とは
宮崎県南東部の日南市付近で
育成されるスギです。
発祥は、約400年前と言われています。
飫肥藩にて、藩の財政を助けるため
植林活動が始められました。
■飫肥杉の特性
・弾力性があり軽い
・高い強度を持つ
・シロアリに強い
・香りがよい
〈日南市にある吉田産業株式会社さんのホームページより〉
次に、『飫肥杉』と検索して
インパクトのあった写真を紹介します。
1.日南のミステリーサークル!?
日南のミステリーサークルならぬ
飫肥杉植林場です。
1973年より設けられた
実験用の植林場だそうです。
上記写真はグーグルアースから拝借しました。
2.飫肥杉PRキャラクター オビータくん
(所属 日南飫肥杉デザイン会)
5人?いますね。
表情が微妙に違います、
まさにゆるキャラ・・。
以上、ウッドショックと宮崎県の林業について調べてみました。
宮崎県の林業がさらに盛り上がりますように。
最後までお読みいただきありがとうございました♪