親の介護がはじまるとき #20
母のリハビリ通いは順調です。
母の骨折騒ぎが落ちついたら、今度は父の問題が勃発しております。
そのお話はまたこんど書けるときに。
親の介護がはじまるとき
この題名で今日の記事を書きたいと思います。
今までは元気に暮らしていた親御さんが、最近、
あれ?なんか前とちがうな?
なんかしんどうそうだ、
大丈夫かな?
なんて変化を感じはじめた…という方はいらっしゃるでしょうか。
今まで元気に生活していた親が、歳をとり、
その生活を手助けする必要が出てきたら…
そのとき家族や周りの人はどう対応していくのでしょうか。
病気やケガで倒れて、そのまま介護生活に入る方もいれば、
わたしの親のように、
すこしずつ手助けが必要となっていく方もいるでしょう。
母の場合、食事の支度も出来て、家の中のことは自分でできるけど
年に一度くらいの頻度で大きく転ぶ
↓
ひとりで外出することが不安
↓
外出を控えるようになり、筋力や体力が落ちてさらに転びやすくなる。
という悪循環に陥っている状態でした。
このように、元気だった状態から、だんだんと介護が必要な状態へと
移行していく時期をフレイルというそうです。
フレイルの時期に入っても、適切な支援があれば、
もとの自立した生活に戻れる可能性があります。
周りが気づいたときに、なるべく早めに支援を受けることを、
わたしはおすすめしたいです。
母の場合、フレイル状態を放っておいたら、
また大きく転んで大怪我をする可能性がありました。
わたしが母に付き添い、見守る時間を増やしたとしても、
母の転倒を防ぎきれません。
仕事もあるので、ずっと母に付き添っていることも不可能です。
82歳の父にも母の転倒は防げません。
家族だけのサポートでは、限界がありました。
この状態をなんとかしたくて、相談したのは地域包括支援センターでした。
「母が安全に運動を続ける場所や機会がほしい」
相談の流れはこんな感じでした。
(母の場合です。それぞれのご事情で違ってくると思います)
親の住む地区を担当する地域包括支援センターに電話相談
↓
担当支援員の決定
↓
訪問・面談
↓
必要な支援のアドバイス・コーディネート
↓
運動・歩行のリハビリを短時間デイサービスにて開始
ここまで最初の相談から3週間でした。
(母はすでに要支援1の介護認定をされていたので
すぐにデイサービスを利用できました。
介護認定がこれからの方はもう少しお時間かかると思います。)
リハビリで、母の歩き方のクセが改善し、
外を歩くことへの不安が減ることを期待しています。
散歩や近所のスーパーへの買い物が不自由なくできるようになったら万々歳です。
何よりも
・週一回、安全に体を動かす時間があること
・送迎をしてもらえること
これだけで、家族の負担は軽くなりました。
さらに、支援員さんやデイサービスのスタッフさんの存在が、
わたしたち家族の大きな心の支えになっています。
母を見守り支援してくださる方が増えたことが、安心感につながりました。
介護は、家族だけでするのは限界があると思います。
子育てと同じように、要所要所でいろんなひととのかかわりと、
見守りの目が必要なのです。
もし、この記事を読んでくださった方で、
フレイルの時期の親御さんで悩まれている方がいたら、
どうかお一人で問題を抱え込まないでください。
身近な人や地域包括支援センターなどに相談してください。
母の一例が、この記事にたどりついた方の参考になれば幸いです。
同じ悩みを抱える方々が笑顔になりますように。と心から願います。
しかし、母の介護がここで終わったわけではありません…
まだまだ続きますので、記事のネタには事欠かなさそうです(笑)
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