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干し柿作り 幸せ巡り

すっかり寒くなってきました。もう冬物コートを着ても暑くないですね。
どうも、きなこでございます。

11月初旬に人生初の干し柿を作りました。その後、第2回目の干し柿作りをして大収穫をしたのでお知らせします。

ちなみに第1回目の時の記事はこちらです。

第2回目の干し柿作りを決行した理由

第1回目の収穫をした後、LINEで干し柿の写真を実家の母に送ったところ、母がすごく干し柿が好きなことが発覚したのです。言われてみれば、毎年この時期になると実家のお仏壇の周りには、たくさんの柿が置いてあったな〜と思い出しました。

私も実家にいたときに、よく柿食べていたな〜。でも、干し柿が出てきたことはなかったので、まさか母がそんなに干し柿が好きだとは知りませんでした。いつも絵文字があまりない母のLINEですが、この時はやたらと歓喜の絵文字が多くて、これは第2回目の干し柿作りをして実家に送ろう!と思ったのです。

夫婦で共同作業

前回とは違うスーパーで渋柿を調達しました。1袋に11個入っていて、2袋調達したので、計22個。さて、いつ剥こう。

渋柿を干す条件として大事なのが「干してから3日間は天気が晴れ」であること。柿を一気に乾燥させたいためだと思われます。渋柿を調達してきた日は、夕方から雨予報で、さらにその日以降もしばらく雨が続くようで…なかなか干すのに適した日が見つからず、3日くらい渋柿が放置されていました。早く作りたい熱が先走りました。

気付けば熟してしまった渋柿がちらほら出始めてしまいました。これは天気が悪くても剥いてしまったほうがいいのでは?と旦那さんと話し合い「翌日だけ晴れ、以降雨がしばらく続く」というあまり条件が良くない中、強行突破で干し柿作りを開始しました。

熟してしまった渋柿が6個くらいあり、こちらは生のまま美味しくいただきました。かなり甘さを感じたので、出来上がった干し柿にも想いを馳せます。

夫婦揃ってモクモク…とはならず、おしゃべりをしながら、なかなか楽しく10数個の渋柿を剥きまくりました。この干し柿作りを通して、旦那さんと仲良くなれた気がしています。普段仲が悪いとかではなくて、一緒に目的に向かって同じ方向を向いている感じがすごく楽しかったし、なんだか幸せだな〜と。話すだけがコミュニケーションではないよねって、干し柿を作りながら感じたりしていました。

無事剥き終わり、夜のうちに我が家のベランダへ。

我が家に再来!
この日はミラーレスカメラで遊んでいたので、
やたらと写りが綺麗です。

翌日だけは晴れの日を選んだので、ここで暫しの太陽光を浴びてくだされ…!

困難を乗り越えて

太陽光を浴びせられたのは1日だけ。それ以降は雨模様の日が多く、家の中で干す毎日。夫婦共々、柿が心配です。

途中、黒い斑点のようなものが浮き出てきてしまい「これはまさか黒カビが発生してしまったのでは!」と慌てましたが、調べてみたところ、どうやら甘さが増してくるとタンニン鉄という成分が表面に出てくるそうで、黒カビのようなものはタンニン鉄なら大丈夫とのことでした。黒カビとタンニン鉄の判断は、拭いて取れるか取れないか。拭いて取れるようなら黒カビ、取れないならタンニン鉄。今回は後者だったので安心しました。

3日くらいベランダに出せない日が続きましたが、出来上がりの一週間前くらいから晴天が続いたので、無事ベランダで太陽光に当てることができました。ここから一気に遅れを取り戻すかのように、干し柿感が高まっていきます。

その間、私は奈良ひとり旅に出て、3日程家を空けていて、旦那さんも仕事が忙しかったらしく、干し柿には全然構っていられなかったとのことで、干し柿は完全に放置されていました。しかし!ひとり旅から帰ってきて、一目散に状態確認をしたら、もうほぼ出来上がっていたのです。

シワっている。

長く置いておくとブドウ糖の結晶が白い粉になって表面に出てくるそうですが、前回このくらいの仕上がりでとても美味しかったので、今回もこの辺りで収穫をしようと思いました。

天候に左右された今回の干し柿作り。無事に困難を乗り越えて、立派に仕上がりました。

喜びの収穫

収穫をしようと思った日の翌日のお昼。無事、収穫しました。

大量

前回に比べて倍の量が出来上がりました。感無量です。お皿に並べるとなんだか可愛いですね。ほっこりしますね。

人様に送る用なので、出来上がった干し柿の味見もしましたが、かなり甘さが凝縮した干し柿になりました。これは母も気に入ってくれそうです。その日のうちにクール便で発送、無事我が家を出発しました。

無事、到着

2日後、無事に実家の母に届いたようでLINEがきました。

13個送って、到着してすぐに4つ食べたそうです…!すごく甘くて美味しい!と。自家製干し柿、気に入ってもらえて良かったです。

今、第3回目の干し柿作りに突入しています。また大量収穫の予定なので、母に送りたいと思います。

手間がかかるからこその幸せ

出来上がっている干し柿を買うほうが手っ取り早いかもしれませんが、日々変化をしていく干し柿を見ているのが楽しいです。私は基本的にせっかちで、すぐに手に入るものを選びがちなのですが、干し柿作りを通して、何かを育てる喜びっていいなって思うようになりました。

時と場合によっては、すぐ手に入るものを選ぶことも大事ではあります。ですが、それを自分自身で選んでいくことも大事ですね。

干し柿作りもお花を育てることも、ただ生きていくだけなら必要がないかもしれないけれど、日々の繰り返しの中のほんの小さな変化を楽しんでいくことが、私なりの生きていくことなんだなぁと感じたりします。そして、自分の暮らしの一部を誰かにお裾分けして、誰かが喜んでくれるのって、自分だけの幸せが誰かにも移って、幸せの循環になるなぁと、そんなことも考えたりしました。

今回の幸せのお裾分けは母へ。今度会う予定のお友達にも幸せのお裾分け、してみようかな?と思います。

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