哲学的な問い―「ジャングルの真ん中で倒れた木は音がしているか?」
今回、一つ哲学的な問いをしてみようと思います。
究極、世界は存在するのか?といった問いにつながるわけですが、今回はそこまで深く考える必要はありません。
ジャングルの真ん中で大きな木が倒れました。
しかし、その倒れたときの音を聞いた生き物は存在しません。
問い:
この時、倒れた木の衝撃音はしているのでしょうか?
自然に考えると、音はしている、という回答になると思います。
本当にそうでしょうか?
まず、「音が聞こえる」とは、どういうことでしょうか?
それは、音の発生源を起点として、空気振動が周囲に広がっていき、その空気振動が鼓膜などで受信され、それが電気信号に変換されて脳に伝わり、そこで初めて「音がした」と認識されるわけです。
空気の無い宇宙空間で音がしないのは、そのためです。
今回、地上での出来事ですので、倒れた木から発生する空気振動が空気中を伝わって拡がっていきます。
しかし、空気振動のエネルギーは距離の2乗に反比例して減衰していきます。
そして、最終的にはそのエネルギーはゼロになります。
今回、その倒れた木から発生した空気振動を受信した生き物は一切存在しないという前提です。
ここで、最初の問いに戻りましょう。
ジャングルの真ん中で大きな木が倒れました。
しかし、その倒れたときの音を聞いた生き物は存在しません。
問い:
この時、倒れた木の衝撃音はしているのでしょうか?
どうも、「音はしていない」という回答もあながち間違ってはいない、というか、「音はしていない」、ということになりませんか?
みなさんはどう思われるでしょうか?
哲学的な問いなので、いろいろな回答があって良いと思いますし、その方が面白いと思います。
是非、皆さんの考えをコメントで聞かせてもらええると嬉しいです^^
ではでは!