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ある日突然、私の生活に「Nikon Z6」が訪れた

「きっと出会うべくして、出会っている、はず」
と、友人からの言葉をもらったのがつい1時間ほど前のこと。
そうだといいなあ、と思いながら目線の先にあるNikon Z6に目を移す。

先日開催されたイベント「伊佐知美と古性のちとGENICと Nikon Z6スペシャルトーク」に参加する機会をいただいた。

さらにありがたいことに、NikonのフルサイズミラーレスカメラZ6とレンズ2本を16日間お貸しいただけることに。もうただただ呆然とする、というか信じられない気持ちでいっぱいで。

あまり好きじゃなかった「写真を撮る」ことを好きになったのはここ1年ぐらいのことだし、まだ設定もさぐりさぐりだし、「こういう写真が好き」「こういう写真を撮ってます!」なんて決して胸を張って言えるわけではない……けれど。

ちょうど最近、新しいカメラを検討していたところだった。せっかくだったら……と言い出すとキリがないけれど、ずっと好きだった野球と好きになった写真を掛け合わせて残しておけたら、と色々聞きながら選択肢にあげていたのがNikonのカメラ。過去にはCanon、今はFUJIFILMを使っているから触ったことがなくて、借りてみようと決めていたぐらいだった。(出かける先で家電量販店を見つけてはNikonの各機種を触って、スポーツモードがあるものは片っ端から設定したり、連写を試したり……店員さんごめんなさい)

「Z6のファインダーを通すと、見えているより世界よりも少し美しい世界が見える」

そうおっしゃっていたのが、ずっと心に残っていた。
ファインダーをのぞくこと。それがどれだけ楽しくてわくわくする瞬間だと気付いてしまった私にとって、そんな世界を少しでも垣間見ることができたら、そんな風に思っていた。

(左)単焦点レンズ20㎜/F1.8 (右)ズームレンズ24-70㎜/F4(装着)
2本借りられるなんて豪華…最高…… 

実際に手に取ってみると、ずしりと伝わる重さ。これまでに使っていたカメラよりも大きく、それから重い。でも。不思議と手にしっくりおさまる感覚。グリップのホールド感が絶妙だからだろうか、店頭で触ってみたのとは違う不思議さ。実際に手元にある、という高揚感もあるんだろうか……?

長く続いた雨、休日に少しだけ雨が上がって陽が射した時間にカメラを持って出かけてみた。

ファインダーを覗いた瞬間に、分かった。
「ああ、これ好きだ」って。
いつもだとつかめない光や影、質感が分かる、みたいな。

小さい頃に歩いていた地元の場所が心地よくなるなんて……。
(相変わらず、ピントが甘いとか構図が良くないとか、反省はたくさんある)

ほぼほぼ撮ったまま、加工なしの写真。

うまく撮れなくて、むむむむむって言いながら設定を変えてみたり、ピクチャーコントロールで色味を変えてみたり。
ついついSNSで流れてくる素敵な写真や人と比べて、うまくいかないことに凹んで、悪循環に陥って勝手に苦しくなっていた気がする。でも、ファインダーを覗くときには全部忘れてしまう。
綺麗な写真を残すこと、だけが目的じゃなくなってきた様な気がしている。「これを撮りたい」と思う瞬間や「次はどこに行こう」「これが見たい」なんて写真について考えること、まるっとその時間も含めて、写真って楽しいんだと思う。

水族館にも行ったので、その記録も別の残しておこう。
差し込む光が綺麗で、時間が本当にゆっくり流れていた。

(前回設定間違えて、1枚もちゃんと映らなかった(泣いた)くらげリベンジ、なんとか成功。)

本当に夢中になれるZ6。今はズームレンズで画角やサイズを変えながら撮っていた。これまでズームレンズに苦手意識があったけど、何でだったんだろう?っていうぐらいしっくりくる。「もうちょっと上まで寄りたい……」にぴったり応えてくれる。嬉しい。

まだ単焦点を試せていないから違いが楽しみ。好きな広角はどんな世界なんだろう。これからまだまだたくさんの世界と出会いたい。

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