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ベルギー🇧🇪 イーペルの猫祭り😸

今から丁度10年前の5月、とても楽しみにしていたイーペルの猫祭りへ出かけました😸💕
ベルギーのイーペルでは3年に1度、フランダースの大イベント「猫祭り」が催されます。
約400年程前、魔女狩りの時代に魔女の使い魔との疑いをかけられ、魔女と一緒に多くの猫が殺されてしまった歴史に由来するイーペルの猫祭り。
イーペルは織物が栄えた町ですが、その織物をねずみから守る為に猫が沢山飼われていたそうで、そんな、多くの猫がいる=魔女の魔力で栄えている、などとわけのわからない疑いをかけられて、魔女の使い魔である、特に黒猫が多く犠牲になったそう😿 そんな猫達を悼んでお祭りが催されるようになったそうです。

2012年は43回目の猫祭り、テーマは「ネコとネズミ」でした。

イーペルまではブリュッセル から車で約1時間半。何しろはじめて出かける町ですので、どれ程渋滞するのか、駐車スペースはあるのか、どんな感じのお祭りなのか、全くわからず余裕をみて出発しました。
イーペルに到着しましたのは11時頃。渋滞は全くなく、スムーズに町の中に入れました。パレードは午後3時から始まりますが、2時頃から、市の関係者や音楽隊、広告キャラバンによるオープニングパレードが始まるそうですので、その間、ランチに。
そんなイーペルの町ですが、ベルギーならではな素敵な建物が並んでいました。

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麗しい猫さまたちがショーウインドウに飾られています。

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チョコレート屋さんにも猫さん。

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お天気も良く、暑くなってきましたので、アイスクリームを求めることに。

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フランボワーズのアイスクリーム、美味しかったです🎶
イーペルはオランダ語圏ですのであちこちから聞こえて来る言葉はオランダ語。ブリュッセルはフランス語圏ですので丸で違う国に来たような不思議な気持ちになります。

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時計を見ると1時半。まだ観客席には殆ど人がいませんでしたが、猫祭りに来る事をベルギー人の友人達に話しましたら、「異常なくらい混雑するから気をつけて!」「スリが多いから注意して!」「兎に角物凄く人が多いから人酔いしないようにね!」と、人混みが苦手な私を察して心配してくださいましたので、早め早めの行動を、と、思いました。

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暫くすると少しずつ観客席に人が増え、立ち見の方達も大勢賑わい、そのうちオープニングパレードが始まりました。
⬇️猫の姿でセクシーなポールダンスを披露する美女たち。

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ネズミの車を追いかける猫の車⬇️

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そんな中何故かベルギー名物(?)お客がペダルを漕ぎながらビールを楽しむ移動ビール屋さんがパレードに。⬇️ベルギー ではよくこの楽しそうな移動ビール屋さんを見かけました🍻

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大勢が浮かれて大盛り上がりの中、⬇️警察官だけがシリアスな面持ちです。

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⬇️可愛い仔猫ちゃん😻

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オープニングパレードが終わり、第43回猫祭りパレードが始まりました。

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ひとつひとつテーマがあるようですが、オランダ語なのでチンプンカンプン。あれって何となくだけど英語のWelcomeって意味かしら?と、辞書を引く私のお隣の素敵なマダムに 
「貴女、猫祭りははじめて?」と、話しかけられました。
英語がとても上手なそのマダムはイーペルに長く住んでいらっしゃるそうで、ご夫婦で3年に一度の猫祭りを楽しみにしているとのこと。有難いことに、猫祭りについて、また、イーペルについて、マダムから色々親切に教えていただきました🍀

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黒猫さん、捕らわれの身(涙)

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観客席は満員状態の中、パレードは続きます。

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お化けのような猫&魔女たち。

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パレードもそろそろ終盤に入りました。

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ムスティはベルギー生まれなのですね🇧🇪

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猫祭りのパレード最後を飾るのは、巨大なネコさん2匹。シープルと呼ばれるタキシードを着た黒猫が登場します。高さ6mの巨大な姿ですが、フレンドリーな表情や繰り出すネコパンチなど愛嬌たっぷり。

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後に続いて美しい白猫様も見えてきました✨

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我が家のビアンカ姫にそっくりな大きな白猫のお名前はミネケ・プス。画像50

黒猫シープルさんの微笑ましいお姿😸

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シープルのパートナーの白猫ミネケ・プスは気品が感じられるドレス姿がお洒落。我が家のビアンカ姫の晴れ舞台を観る母親のような境地(妄想)となってしまいました(笑)

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ミケネ・プス&シープルのパレードの様子は↓動画を撮影しましたのでご覧くださいませ☆

2時過ぎに始まったパレードも、6時には終わり(あっという間の4時間でした)、いよいよ6時過ぎにマルクト広場にあります繊維ホールの塔から、黒猫のぬいぐるみが投げられ、お祭りが最高潮に達します。

その昔は本物の黒猫が投げられていたなんて、とても可哀相な事があったそうですが(悪魔退治との事)、現在はお祭りで投げられた黒猫のぬいぐるみを手にした人は幸せになる、願い事が叶うという事なので、マルクト広場はぬいぐるみが落ちて来るのを今か今かと待つ人でごった返し。
迷子になった我が子を必死に大声で叫び探すお父さん、浮かれて奇声をあげる若者達、ご年配の方も「若い者には負けてられん!ぬいぐるみを取って幸運を掴むぞ!」という勢いで、とても危険な感じがします。
ここの↓塔から黒猫のぬいぐるみが投げられます。

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右も左も凄い人。

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6時半頃、やっと、幸運の猫を投げる役の不思議な格好の方(ピエロ?)が登場。人々は盛大な拍手とともに大喜び。

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こんな↓感じの方です。後ろの男性は猫投げ開始の際、美しい音色のバグパイプを演奏されました。沢山の猫のぬいぐるみを投げるようです。

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投げられた猫に群がる人々!

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マルクト広場がカオス状態🙀💦

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小さめの黒猫も投げる様子。

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幸運の猫投げイベントは怪我人も出ず無事終了し、次は魔女の火あぶり。 猫祭り全プログラムのフィナーレが魔女の火あぶりとは。火あぶりにされるのは魔女の人形ですが、昔はこういう事が実際にあったのですね。。。

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投げられていた幸運の黒猫さんは、こんな↓風に販売されていました。

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猫投げ初心者の私はただただ呆然と見守るだけで参加できない臆病者でしたので、可愛い黒猫たちをこちらで記念に求めました。

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10年前、このような写真や動画をFBページやYouTube等にUPしましたところ、「しまじろうのわお!」という4~5歳の子供たちと保護者さんを対象にした教育番組を制作されている方からご連絡をいただき、その番組の中で「せかいのいろいろ」というコーナーがあるのですが、そこでベルギーの猫祭りについて紹介する事となったそうで、私がUPしました猫祭りの映像や写真画像へ辿り着かれ「マリアさんがお持ちの「猫祭り」の動画と写真画像をお借りすることはできますでしょうか?」との御依頼をいただきました。
しまじろうといえば、子供たちが幼少の頃、アメリカで日本語教育の為随分お世話になりましたのでとても嬉しくなり、微力ながら喜んで協力させていただきました。
放送日は2012年12月17日(月)朝7:30~8:00との事でしたが私はベルギーに住んでいましたので、放送されたDVDを送って頂きました💓

写真が沢山になってしまいましたが、痛ましい歴史を忘れない為に始まった猫祭り、色々と思い出に残るお祭りでした🐱🍀✨

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星マリア🌹占い界の傾奇者
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