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計画通りにいかなかったけど必死に美容院へ【リハビリ日記80】

8カ月間、美容院に行けていませんでした。

そろそろカットして、スッキリしたい!と思っていたものの、着実に良くなっていても、なぜか一時期より動きづらい状態。

そのうえ、引っ越しをしてからまだ付き添いなしではどこにも、散歩にすら出ていない。

今回は4月の半ば、計画通りにはいかなかったけれど、必死に美容院に行った記録です。


一人で外出できない日々が続いていた

去年(2023年)の11月から、確実に良くなっているのに、動きづらいという状態が続いていました。
たぶん、しびれが緩和してきて感覚が戻ってきて、でもまだ完ぺきではないから、逆にバランスがとりづらくなったのかと。

ある意味、怖いもの知らずに動いていた段階から、冷静になれるようになったのかもしれません。

それまでは一人でも近所を散歩できていたのに、一人では外出しない毎日に。

そのうえ、去年の暮れに引っ越しをして、まだ外の道の状況にも慣れていなくて、余計外出しづらく。

しかし、髪の毛も伸びてきて、だんだん気温も上がってくるし、そろそろ美容院に行かなくてはと思っていました。

前から知っている、たまたま介護の資格を取得した美容師さんに、
「とにかく店まできてもらえれば、お世話するから大丈夫よ!」
と言ってもらえていました。

店まではタクシーを利用します。
退院してから3年10カ月、今までにも数回、一人でタクシーに乗って美容院に行くのをやってきました。毎回、必死です。

そして今回も、回復はしてきているけど、やはり必死。

去年の暮れ、越してきたころは、一人で外出はしばらく無理っぽい感じでしたが、3月になって調子が上がってきたので、そろそろ美容院行きを考えるようになりました。

しかし、今よりヨチヨチの状態で、よく今まで一人で行けてきたなあ。

「福祉タクシー」を利用することに

車いすにはのっていないけれど、杖を使ってヨチヨチ歩き。
介助は必要ないけど、動くのに時間がかかるんだよね。。前に住んでたとこより物件前に出ていく距離が長いし。。と不安に思っていろいろ調べていたところ、「福祉タクシー」というのがあるのを発見。

介護タクシーと普通のタクシーの中間くらいのタクシーで、ドライバーさんは介護の資格を持っているらしい。
足腰が弱くなっている高齢者も利用するとか。

「福祉タクシーなら安心かも!」と思ったものの、あまり高額だと利用しづらい。
そこで問い合わせをしてみると、普通のタクシー代金+予約・送迎代金(1000円)とのこと。

それくらいなら、福祉タクシーが安心!

できれば予約は3日前くらいまでにということで、利用する際に予約をしようと思っていました。

「福祉タクシー」を無事予約するものの

4月に入り、
「ゴールデンウイークあたりに、美容院に行こうかなあ」
と考え始めました。
その頃なら気候も良く、体の調子もさらに上がっているはずと。

ところが、美容師さんに確認したところ、私の都合と予約できる日時が合わず。
「いつなら予約できますか?」
と聞いたところ、
「来週なら」
と。

いきなり来週!?
と思いましたが、都合が合う日を探していると、どんどん先に延びてしまいそうと思い、予約が取れると言われた4月半ばに美容院行きを決行することにしました。

いよいよ計画していた福祉タクシーの予約実行!

無事に予約でき、ほっと一安心。
美容師さんにも伝え、あとは美容院へ行くのみ!のはずが・・・

数分後にタクシー会社から連絡が入り、
「その日は車両のメンテが入っていたため、申し訳ないですが・・」
と、あっさりキャンセルに!(+_+)

「で、では普通の車両は予約できますか?」
と聞くと、ほかの番号を教えてくれて、そこに電話したところ、
「その前後で大口の予約が入っていて、事前予約はできない」
と。

なーんてこと!
安心できる方法を調べて、福祉タクシーの存在を知り、事前にシステムの確認をして、無事に予約できたはずが、振り出しに戻る!

結局、いつものように当日、タクシーを呼ぶ運びになったのでした・・・

いざ美容院へ!

越してきた物件にタクシーを呼ぶのも初めて。
数カ月間、タクシー利用すらしていない。

予約が取れなかったことを美容師さんに伝えると、
「最近タクシーの台数も減ってきているらしいよ」
と言われ、当日呼んでも来てもらえるのか、と不安でした。

いよいよ当日。初夏のような良い天気。
タクシーを呼ぶと、心配不要だったようで、すぐ来てくれました。
そのうえ、物腰ソフトな親切なドライバーさん。

無事に店に着き、8か月間で伸びた分カットして、帰りは美容師さんが呼んでくれたタクシーに乗り込みました。

頭では「前よりだいぶ良くなってる」という想いが強いけど、
まだまだラクに動けてるとは言い難い。
その想いと現実のギャップに毎回気づかされます。
つまり、想いが先走りしてしまうんですよね、「あれ? もう少しラクに動けるはずなのに」って。

必死過ぎて笑えてくる

「とにかく何が何でも部屋にたどり着かなければ!」
ヨチヨチ歩きで、必死に帰還。

美容院内でも同じだったけれど、
「よいしょ、よいしょ」
と掛け声を小さくかけながら、ふと必死な自分を俯瞰してしまっておかしくなってしまいました。

「なんだか必死過ぎて笑えてきました」
というと、美容師さんは、
「え? なんで?」
と不思議そうだったけれど、ふざけているわけではないほど、コメディにもなる。
そう思えて自分の必死さぶりに笑えてくるという、その楽天的過ぎ?アホっぽとこ?が自分の強みのような気がします。

「ああー、こんなじゃだめだー」
と絶望するのではなく、笑いごとにしてしまえるところが。

そもそも不安を少しでも軽減しようと、今回は福祉タクシーを利用しようとしていました。
事前にシステムの確認をし、予約も済ませ、自分なりに計画は完璧のはずでした。

しかーし、あっさりキャンセルになり、完璧なはずの計画は簡単に玉砕。

でも、こんなものですよ。
大げさですが、人生、計画通りになんていかない。

でも、だからこそ一生懸命になるのではないでしょうか。
臨機応変に切り替えることが大切。

こんなことにも笑えてくる、自分の超楽天的、アホっぽさに救われます。

これが強みなら、自分の強みを活かして頑張るぞー

で、8カ月ぶりに無事に美容院に行けて本当に良かったです! 感謝!


ご覧いただき、ありがとうございます!楽しんでいただけたら、スキしてもらえると、テンション上がります♡