母は、それだけ伝えて逝きました
笑心コーチのまりりんです❤️
子育てキャリア20年ですが、
時々ふと、
親の役割って何?
って壁にぶつかります。
そんな時は、私の母の言葉が蘇ります。
母は、私が二人目を妊娠した頃に
ステージ3の癌が発覚。
私が二人目を出産後まもなく、病がさらに進行し、
入院となり、闘病生活に入りました。
日に日に痩せ、弱っていく母に
孫の顔を見せたくて、
上の子の手を引き、
生まれたばかりの下の子を抱っこし
病院に通いました。
でも、母はいつも私を追い返すのです。
あなたがすることは、ここに来ることじゃない。
子どもたちをしっかり育て、自分の家庭を守りなさい。
子どもたちの命を守ることが、あなたのすること。
お母さんに必要なことは、お父さんがしてくれる
私は一人でここで病と闘っているから
必ず元気になって戻るから
あなたは家に帰りなさい、
と。
母の余命がわずかなのは明らかでした。
でも母は、会いに来るなと言うのです。
旦那さんのこと、子どものこと、
家のことをちゃんとやって
子どもの命を守りなさい、と。
孫の顔を見せたいだけでなく、
もういつ会えなくなるか分からない母に、
私だって会いたかった。
子どもたちを連れて、泣きながら帰る日もありました。
やがて話ができなくなり、
寝ているだけの状態になり、
もう私を追い返すこともできなくなり、
亡くなる5日間だけ、
ようやく、母のそばにずっといることができました。
きっと、孫の顔だってみたかったと思う。
小さな手を握りたかったと思う。
そんな母が、最期の力を振り絞って
私に伝えた言葉
子どもの命を守ることが、母親の役目
と。
勉強しない
成績が下がる
朝寝坊する
部屋の片付けしない
家の手伝いちょっとくらいして欲しい
・・・
それがなんだって言うの
生きていることが素晴らしい
食事作って
掃除洗濯して
一緒に生活して
一緒に生きている。
「欲張りすぎなくていい。それでいいの」
母がいつも、天国でうなずいている気がします。