【映画】対決シーンは見ごたえ充分~『キングダム 大将軍の帰還』(佐藤信介監督)~
原作を読まないまま、ついに最終章まで到達しました。
相変わらず、朝一番の回とはいえ、劇場は空いています。公開から11日目にして、これで良いのかいな。
そして相変わらず、戦闘シーンに次ぐ戦闘シーンで参ります。もうちょい、人間ドラマっぽいシーンがあっても良いかと。これが最終章である都合上、謎を残すわけにはいかないので、回想シーンでの説明が多いのも気になるところ。カーテンコール的に、これまで出てきた主要キャストがちょこっとずつ顔を出すのも、ちとあざとい。
第1作の時には、登場人物の名前を字幕で出してほしいと思ったものですが、その点今作は、メインキャストについては出ていましたね。
ただ、初めて見る漢字が使われている人もいるので、今度はフリガナが欲しくなりました。1つ願いが叶うと、次なる望みが出てくるもののようです(^-^;
とはいえ、大沢たかお演じる王騎と、吉川晃司演じる龐煖の対決シーンはやはり見ごたえ充分です。吉川晃司はともかく、大沢たかおがあれほど動けるとは知りませんでした。そしてちゃんと信に大将軍としての教育を、可能な限り施しているのがすごい。今作の副題がなぜ「大将軍の帰還」なのかに気づくと、うわーっとなります。実は今作の主人公は、実質王騎ですよね。
そして、激戦なのに主要キャストはちゃっかり全員生き残るという御都合主義は一応なく、「え、この人が」という人が死んでしまいます。まぁ本当だったら、全員死んでもおかしくないはずとはいえ。
どうでもいいツッコミ。
いくら山﨑賢人が細っこくても、ずっと背負い続ける三浦貴大は大変だなぁと思っていたら、まさか逆に山﨑賢人が三浦貴大を背負うとは……。しかし気を失った演技でぐんにゃり背負われ続ける山﨑賢人も、意外と大変だったと思います。
そしてあの方、瀕死なのに重い武器を持ち続けなくても良い気が……。しかも馬に乗ったままかい。
何はともあれ、完結まで見届けました(^^)/