【お出かけ】富士山下山バスツアーに行ってきた③~下山編~
さて、ようやく下山編です。
いよいよ歩き出す時には、雨が降り始めていました。とはいえ上がるという予報だったので、歩き始めた段階ではカッパは着ないでおきました(雨脚が強くなってきたため、結局途中で着ることになりました)。
なお、歩き始める前に、必ず準備運動(簡単なストレッチ)をしておきましょう。ツアー紹介のページに準備運動をしている写真が載っていたので、ちゃんと全員で準備運動をする時間をとってくれるのだなぁと、勝手に思っていたら、そんな時間はありませんでした。各自でちゃんとやりましょう。私はしなかったため、えらい目にあいました(まぁ準備運動をしなかったせいだけではないと思いますが)。
あと、軍手は前もってしておいた方が良いです。私はうっかりはめずに歩き始め、転んでから慌ててはめました。幸い、アザができた程度で済みましたが。
雨だったこともあり、植物の名前を控える余裕がなかったのが残念。
この中央の植物が、多分溶岩に最初に生える植物です。
基本、両脇にこういう森林があるところを歩くので、森林浴気分です。
本当は佐藤小屋近辺に適当に座ってお昼だったようです(そのためには、敷物が必要です)。しかし雨が降っていたため、佐藤小屋の前の東屋に、定員オーバー状態でひしめいて食べる羽目になりました。
当然全員なんて座れず、私を含め多くの人は立って食べました。しかもガイドさんから「おなかが痛くなるので、あまり食べずに、休憩ごとに少しずつ食べるように」との指示が。そのためにも、手で持って食べられるおにぎりが、お昼には良さそうです。あと、飴をはじめ行動食を、すぐに出せるところに準備しておくこと。
そして本格的に下山し始めます。雨だったこともあり、思ったより過酷でした。一応登山道として整備されているのですが、えらく段差のある階段の部分も多く、トレッキングポールを持っていって、本当に良かったです。あと、ズボンの下にスパッツもはいていて、本当に良かった!
写真を見て気付きましたが、左の案内板の上にのっている茶碗が謎。
この辺りで雨が上がっただけでも、良かったです。
二合目には、かつて富士御室浅間神社がありました。鳥居と拝殿が残っています。
かつてはここで馬を返しました。聖域への入り口。両脇には、富士山の使いのお猿さんがいます。
馬返から中ノ茶屋までの吉田口遊歩道は、舗装されています。
舗装されているからと言って、油断はできません。ご覧の通り路面は荒れていますので、疲れた足を引っかけないようにしましょう。たまに車も通ります。
沿道の風景はこんな感じなので、本当に歩いていて気持ちの良い道です。ただし足がガクガクになっていなければ……(^-^;
正直、ツアー参加者の方々の健脚ぶりは驚異的でした。何であんなに早いスピードで、あの道を下りられるのでしょう。私がヘタレだと言われればそれまでですが、下りること自体が目的みたいな感じの速度でした。個人的には、もう少しゆっくり目に下りて富士山を味わいたかったですが、でも皆さんに合わせて下りたからこそ、歩きとおせたのかもしれません。
中ノ茶屋で待っていたバスに乗りこむと、座席にこのようなお土産が。
そしてバスは、新宿へとひた走りました。
トイレ休憩で寄った石川PAにて購入。
この日の歩数計は、何と驚きの30,081歩を記録しました。筋肉痛がひどく、新宿駅で、地下への階段を下りるのが辛かったこと……。当然、トレッキングポールをつきつつ家に帰りましたよ。帰ったら、両足の親指と人差し指の爪が死んで真っ黒けで、マメも1つ出来ていました。
敗因は、トレッキングシューズでした。新しく買ったもので、もちろん事前にウォーキングで2度ほど履き、大丈夫だと思ったのですが、今ひとつ合っていなかったようです。トレッキングシューズだけのせいではなく、靴下との相性が悪かったのではと、友人に言われましたが。靴下も、ちゃんと厚めのを履いてはいたのですが、微妙に皺が寄った状態で履いていたのではと、これまた友人に言われました。
なお帰り際にガイドさんに、「今日はお風呂上りに足に冷水をかけるように」と指示されたのですが、これ、効いた気がします。「筋肉痛は1週間くらいでとれます」と言われましたが、実際には5日くらいでとれたので。
足がガクガクなのに、新宿駅近くで見たことのないマンホール蓋を見つけてしまい、迷ったものの撮りましたよ。これもご縁なので。以下の記事中の、「東京都・公共基準点」がそれです。
今回は富士山のお腹(?)まで行ったのに、山頂を見ていないので、来年はツアーではない普通のバスで5合目まで行き、お中道を少しだけ歩こうかと思っています。