【お出かけ】東国三社参り①(鹿島神宮編)
鹿島神宮と香取神宮は、機会があれば訪れたいなと思っていました。しかし鹿島神宮はともかく、香取神宮は公共交通機関ではちょっと大変なので、バスツアーがお勧めという話を聞き、ふと思い立って検索したところ、こんなツアーを発見。
↑このツアー、私は結構満足しましたが、「それを信じて申し込んだら、あまり良くなかったよ!」というクレームは受け付けませんので、申し込まれる場合は、各自のご判断でお願いします。
私は東京駅(丸ビル前)で乗りましたが、新宿から結構時間がかかったようで、バスが到着したのは集合時間(8:15)どころか、出発時間も迫った8時半近くでした。そこから健康チェックシートの回収や検温があったので、私たちが丸ビルに到着してから出発までに30分近くかかりました。東京駅でも係員を一人配置して、バス到着前に検温等を済ませればスムーズだと思うのですが、その人手をかけられないのでしょうね。
ともあれ感染症対策には、とても気を使っています。乗車口には消毒液がありますし、座席上部には簡単な仕切りもあります。
順調にバスは走り、酒々井のパーキングエリアでのトイレ休憩を経て、鹿島神宮に到着。
二之鳥居は3.11で倒壊してしまったとのことですが、2014年に再建され、すでに結構風格が出ています。
楼門は重要文化財です。
楼門の表側の両端には武人像が収められていましたが、裏側にはこのようなものが。
間違っていたら申し訳ありませんが、上の写真が月、下の写真が太陽かなと思いました。見にくいですが、下の写真には稲光の左側に小さな赤いものが埋め込まれているのです。稲光は、武甕槌大神が雷神でもあるからでしょうか。
楼門の裏側は、こんな感じです。
楼門を抜けたら右側が拝殿なので、もちろん即お参りしたいところですが、早まってはいけません。まずは髙房社にお参りしましょう。
右側が拝殿ですが、画面左にある小さなお社が髙房社です。こちらをお参りしてから本殿にお参りする習わしだそうですが、そんなこととは知らず、本殿を先にお参りしてしまいました。
なお拝殿は現在、修繕中です。
修繕前は、このような感じだったそうです。
なお本殿裏には鏡石がありますが、拝見することはできません。でも鹿島神宮の以下のページには、写真が載っています。
↑結構下のほうまで行くと、「鏡石」の説明があります。
徳川秀忠奉納の仮殿、御幣がちょっと変わっていました。
ここから奥参道を歩いていくわけですが、それほど人も多くなく、ヒグラシの声が響く中、涼しい参道を歩くことができ、とても良い経験でした。
とてもこんな写真では、伝わりませんが。
奈良の春日大社創建の際は、鹿島の神様の御分霊を鹿の背中に乗せてお遷ししたそうで、奈良の鹿の先祖は鹿島の鹿だということ。奈良の鹿は自由に歩き回っていますが、鹿島の鹿さんは今は残念ながら柵の中です。
この後、奥宮に参拝。ちなみに奥宮は武甕槌大神の荒御魂を祀っているので、音を立てて柏手を打ってはいけないそうです。分かっていたのに、私はうっかり立ててしまいました(控えめな音だったとはいえ)。
鹿島の大神は、大鯰の頭を押さえておいでです。
そして要石へ。
そして御手洗池へ。
この写真、龍がいるように見えません? 池のそばにガイドさんがいて、「上手に光を入れてここから写真を撮ると、龍が写るよ」と教えて下さったのです。写真はkindleで撮っていたのですが、画面に光が反射してしまい、ちゃんと撮れているか分からない状態で3枚撮ったのですが、幸い1枚成功していました。
御手洗池の脇に、大国社がありました。何となく気になったのでお参りしたところ、くだんのガイドさんが褒めて下さいまして、もともとここには大黒様を祀るお寺があったと教えてくださいました(後から調べたら、御手洗涼泉寺のことのようです)。神仏分離を乗り切るため、一字変えて大黒様から大国主命に変えたとのこと。したたか、あるいはユーモアをもって乗り切ったわけですね。
だからすぐそばに、お地蔵さんもおいでなわけです。
何だかいろいろ気になるものが奉納されてしまっていますが、お地蔵さんはおおらかに受け止めておいでのようです。
ここの鳥居も3.11で倒壊し、再建されたとのこと。本来はここから入り、御手洗池でみそぎをし、参拝するわけです。
お昼は御手洗池そばの売店・一休で頂きました。喉が渇いていたので、まずは冷たい甘酒。体に染みわたりました。
お蕎麦はたっぷり、天麩羅は揚げたてで、美味しかったです。
試食で、豆皿に乗った古代米のご飯を出してくださったのですが、蕎麦のふりかけをかけて食べると、とても美味しかったです。しかし蕎麦、カボチャ、サツマイモ、ごはんと、いささか糖質過多な気が(^-^;
ごはんを食べて体が重かったのか、御手洗池から奥参道に戻る坂が、意外ときつかったです。
境内の灯篭が、結構いろいろなデザインなのが印象的でした。
社務所で、大願成就の東国三社守を頂きました。これから行く、息栖神社と香取神宮のご神紋のシールを貼ると完成します。何というか、商業主義という感じで、行く前はこのお守りを頂くかは迷ったのですが、実物が素敵だったので、やはり頂くことにでもこれ、1,000円なのですよ。
この後、久しぶりにおみくじを引きました。「100円とは安いな」なんて金額で考えたのがいけなかったのか、何と凶! 子どもの頃、一度だけ大凶を引いて以来です。
でもこのおみくじ、不思議なことに最初の神様のお言葉は、決して悪くないのです。だから凶といっても、それほど嫌な気持にはなりませんでした。
楼門そばのこの碑だけではなく、境内のあちこちに芭蕉の句碑がありました。
楼門と二之鳥居の間に、須賀社や熊野社などの末社があるのですが、坂戸社・沼尾社の遥拝所奥が、結構な崖になっていて驚きました。
うーん、写真では伝わりませんね。
なお今回のツアーを申し込むきっかけになったのが、以下の記事です。2018年のもののため、いささか情報が古く、実際には鹿島神宮ではガイドさんはつきませんし、お守りも上記のとおり値上がりしておりますが、参考にはなります。
ちなみにこの半年後、もう一度鹿島神宮だけ訪れました。
「東国三社参り②」は、以下の記事です。
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