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拘るほどに愛着がワクワク
昨晩、マールの背中を眺めながら、仕込んでおいた(宿題)革をチクチクと縫って、今朝も早くから山に向かいました。
山では、また仕込みです。一番ややこしいと言っても過言ではないのが"持ち手"です。
その持ち手の仕込みをしたのですが、本当にややこしい。布バッグなら持ち手を作って、ミシンでジャーと縫い付ければいいけれど、革は1枚でも厚みがあるのに、それが4枚も重なるとなると指への負担も半端ない。
それもこれも、わたしが拘ったせい。トートバッグの上端を折り返して、ツルンと丸みを帯びるように仕上げたせいです。
切りっぱなしよりも洒落て見えるに違いないと拘ったのですが、拘りのツケは後から来るもんです。
でも、その拘りの本当の意味での楽しみは、トートバッグを持ち始めてからやってくると信じています。
とりあえず、仕込んで帰りました。
それが、これです。数日かけて、チクチクと上の端を仕上げます。そんでもって、次回、両サイドを縫い付けて、底板を作って、それから、斜め掛けが出来るようにショルダーの長さと幅を決めます。
わたし的には、ショルダーの片面は赤、もう片面は別の色の2色使いにしようと思ったのですが、そうすると革代が高くなるし、手間だって掛かります。それから、革が肌に沿う感じが若干減ります。
でも、ほぼ一生もんだし、拘りは大切にしてやりたい。
「悩んできてね」
師匠からの有り難いアドバイス。
今は新規の陽性者が減っているので時間的、精神的なゆとりもあります。早く使いたいという気持ちもありますが、悩む時間も未来の楽しみを倍増させるスパイスです。
存分に悩むとします。
ちなみに、今日はブーツがあと少しで完成!というところまできていましたので、一気に仕上げました。
そして、やりました!
あまりの嬉しさに、師匠のホームページ用の写真は撮らせてやったのに、自分のスマホで撮ることを忘れていました。(めっちゃ恩着せがましい上から目線です(^^)v)
仕方がないので、帰宅の途中で撮りました。でも、自分で撮ると上から覗き込む形になるので、やや足が太めに写ってショック。