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今年も来てくれました

肌寒い季節になると、近所の新川に渡り鳥が少しずつ来てくれます。

毎日、この新川に架かる橋を渡って仕事やら買い物やらに出掛けるわたし。川に渡り鳥の姿を見つけると、一番星を見つけたみたいに気分が上がります。

警戒心が強いので、車を川から離れた場所に停めて、スマホ片手にこっそり近寄ります。でも、気配を感じた一羽が飛び立つと、あっという間に連鎖。

バシャバシャバシャ

水飛沫を上げて滑走開始、一斉にわたしから距離を取ってしまいます。

数年前まで、この川は禁猟区域ではなかったので、渡り鳥が来ると銃を持った人も来た。

しかし、50mも離れていない場所に保育園もグループホームもあったし、それに川沿いの道は、健康志向の人や犬を飼う人にとっては最高の遊歩道だった。

それが、猟の解禁とともに不要不急の外出は出来なくなった。ゴソゴソ、モタモタ、チンタラしていると間違って撃たれそうだ。

そこで陳情。

ところが最初は陳情する相手を見誤り、猟の推進派に陳情してしまった。

「気をつけて散歩をしましょう」という立て看板が設置された。

そこで、再度陳情。

今度は下調べした。何年も掛かったけれど、今では安心して歩ける。あと数年もしたら、渡り鳥も呑気に泳ぎ出すかもしれないなあ。

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