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糞真面目

「う~ん、もう一回やってみよう」

運転免許の教習所の路上練習。狭い商店街の一車線の道路を通過するのがどうしても出来ないわたし。

何故ならば、中央に引かれた線を乗り越え、反対車線に侵入するのはダメ?失礼?と思い込んでいました。

だから、路上駐車があったりすると、車線をはみ出てしまいます。

あ~あ、早く車を除けてくれないかしら、と路上駐車の車の後ろで大人しく待つ私。どんだけ糞真面目と申しますか、融通がきかないのかしら。

呆れた教習所の先生が、少しくらいはみ出て大丈夫と言ってくれました。そうかあ、あの線を越えたらいけないと思っていたわたし、目から鱗でした。

どうにか、その狭い商店街は克服しました。ところが、今度は二車線を走りながらの車線変更ができません。

どちらの車線にも当たり前ですが車が走っており、そこに割って入るなんて、邪魔をするみたいで躊躇するわたし。

でも、そろそろ車線を変更しておかないと、右折ができない。どうしよう。あ~あ、直進してしまうわたし。

以心伝心を期待していたのかしら。呆れ顔の先生、「気持ちは伝えないと伝わりません」と突っ込んできました。

でも、そんな糞真面目だったわたし、今ではそれなりの真面目となりました。


写真はtomekantyou1さんのものをお借りしました。