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春雷
今日もお仕事、エイエイオー!
春雷や空を蹴上がり夢掴む
(しゅんらいや そらをけあがり ゆめつかむ)
季語は「春雷」です。
スノーボードで金メダルの平野歩夢さんは、2回目の点数に納得がいかず、"怒り"という感情をパワーに変え、見事な滑りをやり切りました。
その静かな怒りが春雷のように思えたので、五七五に詠みました。
でも、オリンピックに興味がない人は、意味不明でしょうし、その後も日本勢は活躍し、ほんの少し前なのに過去の出来事みたい。
時間よ、止まれ!
おぼろげに燃える炎や雛飾り
(おぼろげに もえるほのおや ひなかざり)
季語は「雛飾り」です。
夜勤で仮眠をとっていても、ぐっすり寝れるわけでもなく、電話の音が気になります。
うつらうつらしながら見る夢は、変なものが多いです。先日は、家が燃えていました。
何処かのお宅が火事で、雛飾りが静かに燃えていました。慌てて飛び起きました。
つまらない夢なのに、住人が無事に逃げ延びたことを願いました。きっとあの雛飾りは、彼らの身代りとして焼かれたに違いない。
夢なのに、妙にリアル。夜勤の夜の夢はスリリングです。でも、五七五としてはボツ!
おぼろげに燃える女雛や夢うつつ
俳句の先輩より、夢を見たのかわからないと突っ込みがあり、推敲句です。
目を皺め受話器置く我春兆す
(めをしわめ じゅわきおくわれ はるきざす)
春兆す。まだまだ寒さが残りますが、でも、少しずつ春らしさが兆してきます。
孫と話しをして、目尻に皺を寄せて受話器を置いたおばあちゃんの句に聞こえます。
目を皺め受話器置きたり春兆す
ここで俳句の先輩の推敲句です。
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我が町の名物のひとつ、日曜市の光景を描いたのですが、子供が可愛くないぞ。
写真を見て描いたのですが、「ザ・田舎」というネーミングがつきそうな、頬っぺの紅い女の子でした。