mar-マール猫エッセイ(70)シャンプーブラシと頭痛
「いいかも」と思ったらすぐに取り入れて、とりあえずやってみる飼い主のハルさん。
昨年末から始めたのが、髪の毛を洗うときにブラシを使うようにしました。テレビで観たらしく、直ぐに安いシャンプーブラシを買ってきました。
それまでは子どものシャンプーみたいな雑なスピード重視、いや、子どもに失礼ですね。まあ数十秒でシャンプー完了でした。でも、その番組では3分はシャンプーブラシで洗うことをオススメしていました。
「3分も?」
イラレなハルさん、じっと湯槽にいることも出来ません。せっかく浴槽にお湯を張っても直ぐに出てきます。前は本を持ち込んでいましたが、何度も本をお湯に落としたので止めました。
絶対に続かないと思っていたのに、なんと!今もシャンプーブラシで3分近くゴシゴシ、頭の血流が良くなったのか、頭皮が物凄~く動くようになって、前より頭痛がしなくなったようです。
まあ、首を折って、頸椎を固定しているので可動域がなく、万年肩凝りはあるようです。でも、そこから頭痛になることが減ったようです。
「頭皮の血流が良くなって、髪の毛、黒々としてこないかねぇ」
欲張ってはいけません。抜け毛が減ったら、好きな色に染めてふさふさヘアー。それに、頭痛が減ったら薬代も浮くし、年金暮らしが始まるまでは節約生活を愉しむ飼い主です。
それにしても、ハルさん、頭痛とは小学生の頃からの付き合いだそうです。肩こりは小学1年からだし、その後くらいから頭痛持ち。
体が小さくてランドセルを背負えない、家に帰ると母上さんが娘の肩を叩いていました。
逆とちゃうん?
学校に馴染めなくて、ストレスからか頭痛が酷くて、バファリンの愛用者でした。小学生からバファリンの常用なんて、危ない薬なら薬物中毒者の出来上がりです。
「今日は頭痛がきそう」
寝起きから頭痛の予感。予想は的中、頭痛と吐き気、めまいで倒れては頭のCT。どこにも異常はなく、困った医者は「ストレス?」と伝家の宝刀のひと言でした。
そういえば、救急救命センターで働いていたときも、「大丈夫」と言いながら意識消失。気づけばMRIを撮られ、救急車で別の脳外科専門病院へ搬送されていたそうです。
何やってんねん!
意識が戻っても、頭を持ち上げられない程の頭痛とめまい。なのに異常なし。ストレス?ただ医者からは「頭蓋骨が分厚くて頑丈」と言われたそうです。
朝、昼、晩、寝る前、どんだけ~という位、バファリンを飲んでいたのに(大人になっても愛用者)、今では1週間の数回。仕事を辞めてストレスが減ったせいかしら、いや、やはりシャンプーブラシのおかげかしら。
頭皮に手を当て、動かしてみる。ズイズイと頭皮が動く。満足げなハルさん。ストレスで歯を噛みしめて、頭皮も緊張でガッチガチ、そりゃあ頭痛もするわなあ。
医療は万能ではないし、ストレスはCTにもMRIにも写らない。体の主であるハルさん、あんたがちゃんと面倒見てやらんとね。でもまあ、とりあえず、、、
シャンプーブラシ、最高!
でも、猫はおふろは苦手です。
to be continued