毒にも薬にも
「マ~~ル」
2階のベランダから飼い主のハルさんが呼んでいます。もう、うるさいなあ。いい加減、放っておいて欲しいもんです。
今年であたしは7歳、猫の7歳とは人間に換算すると44歳らしく、成猫ではなく高齢の部類だそうです。
いや、人間も猫も長寿になっているし、凄い猫は30歳まで生きたと聞くと、あたしなんてまだまだ小娘です。
でも、飼い主にとっては犬も猫も、いつまで経っても子どもみたいな存在、愛するべき、護るべき家畜なんでしょう。
家畜、どうも響きが好きではないんですが、ペットは人間界では家畜に属するんです。
なんて、猫の脳内を勝手に妄想して、言語化して、noteに書いている飼い主。もう少し、毒でも薬でもいい、何か刺さることを書けばいいのにねぇ。
刺さる文章。そういえば、前は家族のこと、職場のこと、やたらとネガティブな事ばかり書いていたっけ。まさに刺さる文章でした。でも、最近は毒にも薬にもならない事ばかり書いています。
何にも刺さらない。でも、読む人には物足りなくても、書く方の心は自分の文章で穢れることもないし、健全だし、満たされます。
ところで、コロナも収束してきて、リモートワークから脱却する企業もあるようです。
コロナでSNSを始めた人は辞めるのかしら。みんなで共有できた危機は取り敢えず去ったようだし、これからどうするのかしら。前に戻るのかしら。
コロナになって、急遽、看護師に戻って働き始めたご年配の方と話していたら、来年度に払う市民・県民税を心配していました。
口座引き落としなので、気にもしていませんでしたが、結構な額を払っています。でも、こうなることは想定内でした。
「税金を払うためにバイトをせんといかん」
想定外だった彼女は、ハローワークに通っているそうです。あれだけ高額な時給を貰っていたのに、計算してなかったのかしら。
なんて、猫も食わないような、毒にも薬にもならないことを書いてみました。