初めての産婦人科
こんな題名で書き始めたら、えっ?子供できたの?なんて思われるかもしれない。
残念ながら、当方21歳にして恋人という恋人は一度もできたことがない。
今回は、20歳を超えたとき、子宮頸がん検診というものを受けるように市からクーポンが送られてきたから行ったのだった。
子宮頸がんってワクチン打ったし大丈夫だろう!って思っていたものの、生理とかで不安なところがあるしとりあえず行った方が良いかもみたいな軽い気持ちで私は人生初めての産婦人科へ向かった。
隣町にしか産婦人科がなかったので、母親と。
産婦人科って何するの?とか子宮頸がん検診怖くて行けてないっていう同年代に、実際どんなことしたのかを伝えて少しでも検診にいってみてほしいという願いも込めて、まとめてみます。
【Sex経験…】
産婦人科に始めて言ったこともあって、問診票を手渡されました。
身長・体重・生年月日…という情報だったり、妊娠経験や結婚しているかなどを「こんなのあるんだね。」なんて親と話しながら書いていました。
そして、裏面に変えたとき、”性交渉経験”という項目が!!!
私の家庭は親とこういう話を全くしない家庭である。
「大学生の身分で恋愛するなんて何事や!!!!(母は21歳で結婚してるから言える立場じゃない気もするが棚に上がっているタイプ)」って一度何かと拍子に母がブチ切れて以降、私は怖すぎて私の恋バナなんて一度も話たことない。
というか、割と母親に精神的支配をされてるから母親の機嫌が悪くなることは全く触れない。ある意味すごくいい子だから。
こういう家庭で生きてきた以上、うちはSEXなんて絶対はさない話題だったから、私はとてもパニックになった。
私の頭の中「親の前でどう書けばええねん。無しって書いた方がたぶん良いんやろな。私これまで彼氏できたことないということでここまで来てるし、親もビビらへんやろ。」なんて思って、無しというところに丸を付けた。
実際の話、私は数回これまでの人生の中でSexをしたことがあったから(彼氏できたことないのにおかしいぞw)、大丈夫かな??なんて心配しながら、診療に入った。
【いざ診察へ】
先生は男性の方だったのですが、おしゃべり好きそうなおじさんだったので恥ずかしさも何もなく私はお話しをしていました。
本当にいろいろ関係なさそうな話から始まって、子宮頸がんって性交渉をしたときにウイルスが入ることでなるんだよとか基本的なことから教えてくれます。
そうしていると、先生が小さな声で「本当に性交渉経験ないで良い??お母さんと一緒に来ていたって聞いて、言いにくかったんじゃないかと思って…」と言ってくださって、ここで私も本当の事をやっと言えました。
恥ずかしすぎてめちゃくちゃもじもじして、顔が真っ赤になったことだと思います。うん。やっぱ本当のこというの恥ずかしかった(笑)
先生は「本当にトップシークレットにしとくから安心して。なんで聞いたかというと、性交渉の有無で診療の方法が違ってくるからという理由だけだから。」と、この性交渉の有無を聞く必要がある理由を教えてもいただけました。
私みたいな頭でっかちな女子にとっては、理由を教えてもらえると信頼感がアップ。
そして、婦人科って、経験アリとナシで診療方法が違ってくるんだということに驚いたのと、子宮頸がんは性交渉しないとならないから、そもそも性交渉経験ナシならならないのかとここで気付いたワタクシでした。
【内診怖すぎて諦めた】
優しそうな女性の看護師さんに「とりあえずパンツも脱いでタオルを腰に巻いた状態で出てきてくださいね」って言われ、私はいわれたとおりにした。
そうしたら、なんか歯医者さんの椅子みたいなやつが目の前に。
そして目の前にはカーテン。
私は事前に友達からどういったものなのか聞いていて、その子いわく「ベッドに足を開いて寝そべって、おなかのところになんか仕切りみたいなのを置かれた」とのことだったので、全然違うやん!!とここでもパニック。
看護師さん「これに乗ってください。これ回って先生のほうに向きますからね。そして、これが専制のところまで来たら上に上がりますよ~」
私「痛くないですか??何するんですか??えっ…」と口でいいつつ、「上に上がるってどういうこと??えっ、宙刷り??そんなん頭から落っこちるやんwwww」なんて心の中で一人で不安を積もらせてました。
先生が「痛かったり怖かったら言ってくださいね。やめるから。やらないから!」と言ってくれて、なるようになれ!!なんて思ったところで診察が始まりました。
機会は確かに足のほうが上がって斜めになります。けど、落ちるほど急な角度ではありません(当たり前 笑)
そして、子宮頸がんの検診は何かが少しぴって押し付けられたら終わります。
何か細胞を取るとからしいけど、ぱにくってかなり力んでしまっていたこともあったのですが、タンポンとか指(笑)とかを入れる時より入ってたと思うし、違和感もなかったです。
そして、次に内診をすることに。
何か管が入ってきて、知ってたもののやっぱりパニックになっていた私は「怖い…先生…怖いです…ちょい痛いです…我慢できないわけではないけど、怖いし痛い…」って言ってこれは中断しました。
先生はここでも「初めて来たんだし、怖いのも当然だからいいんだよ!」といってくださって先生好き!!!!ってなってました(笑)
そして次はエコーです。
棒みたいなやつを入れてもらって、自分の膣の中を見せてもらっていろいろ説明してもらいました。
私は内心「はやく終わらないかしら…自分の膣の中が何も以上ないってわかったから…」って思いつつも、「あぁ・・・・はぃ・・・・・」という反応をww
性交渉の経験がない場合は、極力この内診を行わず腹部からのエコーだったりするらしいです。
だから、婦人科にいろんな事情(生理痛だったり)があって行きたいけど、まだ何も入れたことないし怖い…って思っている人でも、いろいろ配慮してもらえるってことですよね。
【診察終了】
こんな感じで後は母親も呼んでいろいろな説明をしてもらうことに。
子宮頸がんと子宮体がんの違いについても、がんができる場所が違うことや前者は20代~30代に多いのに対して後者は50代~60代に多くなってくることを説明してもらいました。
母親はこの子宮頸がんと子宮体がんの違いを知らなかったらしくて、子宮体がんの検診しなければいけないってことを知れていたので、良い機会だったじゃないかと。
また、子宮頸がんワクチンも日本ではいろんな問題が出て自己責任になっているけど、グローバルスタンダードであることだったり、打っていても6割しか防げないこと、いつまで効能があるかはわかっていないということを教えてもらいました。
私は21歳なんですが、たぶんここくらいの年代は子宮頸がんワクチン義務って感じで打ってるんですよね。
だから、子宮頸がん大丈夫だろうと思っていたけど、これから恋人だったり、ワンナイトだったり含めて性交渉するようなことがあったら子宮頸がん検診はしっかり受けないといけないんだと思いました。
さらに、先生はしっかり配慮してくださっていて、「この子はまだ経験ないですから…」って母親の前で言ってくれて私の中でさらに先生への信頼感ましまし。
そして、「子宮頸がん検診のときでも大体の婦人科医はエコーとか内診するから、どこどこの心配あるとか書かないほうが事前に良いよww書いたら内診でお金取ることになっちゃうから、ここに来てから相談してくれたほうが安くすむかも。」といわれて、大学生の私のお金のことまで気にしてくださっていて、とてもありがたかったです(笑)
行く前は、婦人科初めてでとても怖かったし心配でした。
けど、今となっては身体の性として”女性”として生まれた以上は罹患する可能性がある病気について知れたことはめちゃくちゃ良かったし、何より内診がどんなものかを知れたことで怖さはあまりなくなりました。
私の場合、たまたま良いお医者さんだったのかもしれませんが、これから子供を産むとかでお世話になることもあると思います。
そして、子宮頸がん検診は補助金が出ている関係でタダでやってもらえるので、この機会に行ってみてもらっても良いんじゃないかと。
検診については、各自治体(市区町村)のホームページなどで確認してみてくださいね。
これから春ということで、出会いと別れの季節。そして、大学生は新歓シーズンでもあります。
望まない性交渉だったり、話しにフワッフワ乗せられてヤって失敗なんてことも起こりやすいシーズンなんじゃないかと。
だから、産婦人科に少しでも行きやすくなってくれたらいいなと思います。
かなり長くなってしまいましたが最後まで読んでいただきありがとうございました!
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