マルゲリータマリコ

生まれは昭和、育ちは平成のバツイチ30代OL。黒歴史な日常を綴ってます。 漫画やドラマ、映画などのレビューも書いてます。/ X(Twitter)→@margheritamarik

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最近の記事

ベンジャミンバトンでもないのに一生タイミングの合わない男

一時期ハマっていた男がいる。 元々知り合いだったのだが、離婚して久しぶりに会ったら突然チューをされた。手も握られた。 「私って恋愛対象だったの?」と聞くと、「そうだね」と。 その日別れた後は、すぐにLINEが来た。「今日はありがとう。楽しかったね」 これは!付き合う流れではないのか?! と、恋愛浦島太郎な私は浮かれまくり。初対面でこれならヤリモクと判断するのだけど、知り合いフィルターによってその判断力は消し去られた。 これはもう2度目のデートでハッキリしてもらうしかない。

    • イヤホンの音漏れは心の声のお漏らし

      電車に乗っていると、イヤホンからガンガン音漏れしている人がしばしばいる。 今でも覚えているのは、V6の『music for the people』を聞いていた20〜30代の兄貴。ジャニーズに興味があるようには見えず、意外性があって目を引いた。 曲が終わり、次に流れるのは何だろうか。『仮面舞踏会』とか『愛・革命』だったら思わず声をかけてしまうかも、と勝手にワクワクしていた。 次の曲が流れ始めた。イントロは電子音の「べべべべべ…」小室哲哉か? いや違う、またしても『music

      • 数学が20点から80点にアップして上級クラスに入った話

        この年齢になると、自分の知り合いが亡くなったという話をちらほら聞く機会がある。 どの人でも訃報を聞けばショックはあるが、私の人生を変えた恩師が亡くなったと聞いた時は本当に残念だった。しかも、自殺だという。その人とはもう何年も会っていなかったが、彼女と出会っていなければ私には今とは悪い意味で違った未来があったと思う。 昔から、人から言われたことに影響を受けやすい。「音楽が得意だね」と言われれば自信満々になるし、「体育が苦手だね」と言われれば2度と人前で跳び箱を飛べない。 苦手

        • 湾岸署で働きたい人生だった

          ※映画『室井慎次 敗れざる者』のネタバレ(?)が若干あります 密かに警察の仕事に憧れている。『相棒』では鑑識の米沢守が出てくるとワクワクするし、『交渉人 真下正義』のプロファイリングも好きだ。同じ思考の同僚が以前退職する時に、いつかFBIで合流しようと誓い合った。 刑事ものが好きならば必ず通る『踊る大捜査線』。私は世代的に、ドラマでなく劇場版から入った。学生の頃にちょうど『踊る大捜査線2』が公開されて、クラスでは「レインボーブリッジ封鎖できませぇん!」が流行りまくっていた

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        • エッセイ
          20本
        • エッセイ『追伸、犬と再婚しました』
          1本
        • レビュー
          7本

        記事

          憎きイボ

          以前、顔のイボを取った日のことを書いた。 その後の経過だが、2週間経ってテープを剥がすとかなり綺麗になっていて感動。 イボがあるだけでも許せないのに、さらにそこから毛が生えていた。実にふてぶてしい。ブヨブヨになって口の真下に居座っていたあいつを取ってやったのだ! 鏡を見るたび、手で触るたびにイボが無いことに喜びを噛み締めた。イボが無くなっただけで綾瀬はるかになった気分。顔のパーツもデッサンも変わっていないというのに。 そうしてイボが無い日常が当たり前になった今、私は目を疑

          人の歓迎会でキレ散らかすな

          先日、元会社の同僚から「そんなことあったっけ?」と思うような出来事の話をされた。 昨日の晩御飯も思い出せないことがあるぐらいだから、そりゃあ当然8年前のことなんて覚えていない。 聞いているうちにだんだん思い出したのが、私が田村(仮)という男性社員を怖がっていたという話だった。 田村も元同僚も私と同じ部署の先輩だった。私が途中から異動でその部署に合流し、歓迎会を開いてもらった時のこと。 ある女性が田村に「偉いよ〜、仕事一生懸命やってるもんね」と言った。 すると田村は「え?そう

          人の歓迎会でキレ散らかすな

          半さん…!

          テラスハウスに出ていた「半さん」こと半田悠人は番組の人気メンバーだった。同居人からも慕われていたし、視聴者人気もあったと思う。スタジオMCのYOUに至っては半さんが卒業する時「半さ〜ん(T_T)」と泣いていたほど。 渋めでチャラチャラしていないビジュアル、どう見てもまともな人柄、仕事に打ち込む前向きな姿勢。そんな完全無欠な男が惚れる相手はどのような女性なのかと興味はありつつ、実際は一般人とひっそり結婚するだろうから知る由もないだろう。 …と思っていたが、数年前にネットニュー

          人数合わせなのに富士急でいい感じの2人の邪魔しちゃってごめんねごめんね〜!

          まだ20代前半、会社では新卒一年目でキャピキャピしてた頃。 割と大きな会社なので同期が多くて、職種を超えると50人以上はいた。男女比もバランスよく、カップルもチラホラ。今思えば青春してたと思う。自分もちゃっかり同期と付き合っていた。相手にロリコン疑惑があって別れたけど。 ある日、同期から富士急に行こうと誘われた。正直その同期のことは嫌いだったのだが、6人だし富士急に行ったことがないから誘いに乗ってみることに。 しかし数分後に「本当は他の子声かけたんだけど断られちゃってさぁ〜

          人数合わせなのに富士急でいい感じの2人の邪魔しちゃってごめんねごめんね〜!

          『ラストマイル』は社会人に刺さりまくる映画だった

          『ラストマイル』を観に行った。『アンナチュラル』で野木作品にハマり、だいぶ前から公開を楽しみにしていた映画。 劇場に到着して開場時間にオンラインチケットを発券しようとすると、エラーに。何度試しても発券ができず…よくよく確認したら、購入の時に劇場を選び間違えていた。なんてこった。 移動してたら確実に間に合わない…30代半ばのいい歳こいた女がチケットカウンターでスタッフに泣きついた。 「ふぇ〜、劇場間違えたんですー」 スタッフの人曰く、前売り券で購入したから劇場の座席キャン

          『ラストマイル』は社会人に刺さりまくる映画だった

          美輪さんに守られた日

          私が大学に入りたての頃は、スマホはまだ主流でなくガラケーの時代。今ではスマホケースで個性を出すけど、昔は携帯電話自体がその手段だった。インフォバーやqpotは1番尖っていた。 待ち受け画面に関しては壁紙をダウンロードできるサイトがあったり、みんなネットのどこかで拾った画像を使っていたと思う。「待ち受けにすると恋が実る」とか、「合格祈願」といった、願掛け系のものもあったものだ。 それで、一時期美輪明宏の待ち受けが流行った時に「これは効きそうだ!」と思ってダウンロードしてみた

          美輪さんに守られた日

          ついに顔のイボを取ってやったぞ

          顔のイボを取った。 はじめはただの小さな黒いホクロだったのだが、じわじわと大きくなっていき、最後は肌色の巨大なイボとなった。 口元にあるし、ホクロのうちは椎名林檎みたいでかっこいいじゃんと思っていたのだが、肌色のイボとなれば話は別だ。 イボになってから更に巨大化が止まらず、ついに遠目でも分かるほどの存在感に。 本当は秋になってから取ろうと思っていたのだが、一度気になり始めたら止まらず… 「かー!もう今すぐ取りたい!!」 私は昔から"タイミング"が急にくる女だ。思い立ったら

          ついに顔のイボを取ってやったぞ

          疫病神対策

          私はかなりのスポンジ体質で、日々一緒にいる相手にコンディションを左右されがちだ。 昔からの癖だが、1対1で話していると相手が話すペースやテンションにつられるし、相手の気持ちを自分の中にそのまま再現してしまう。普段の食事が自分の体を形成するのと同じように、人との関わりがメンタルをつくっている。 それで私は1つ結論を出した。思考がネガティブな相手と長く一緒に居すぎてはならない、と。 いつも人の悪口しか言わなかったり、自分本位な考えをずっと聞いていると体が重くなっていく感覚になる

          ブレない女、ブレまくりな女

          私の母はブレない。好きな歌手は50年ぐらい変わってないし、何かに対して「好きなものが嫌いになった」というような話をほとんど聞いたことがない。 一度好き嫌いのレッテルを貼ったら二度と剥がれない。レッテルというより刻印だ。 そんな母は、山田涼介を見るたびに「あら、綺麗な子!」という。名前は覚えられないらしい。恐らく顔も忘れている。 最初は「山田涼介だよ」と返事をしていたが、次第に「あなたが毎回綺麗だと褒める山田涼介です」と教えるようになった。 最近は松下洸平も好きらしい。CM

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          離婚を丸出しにするな

          以前勤めていた会社に戻り、前と同じ部署で働くことになった。 それだけでも出戻りで少し肩身が狭いのだが、もう1つ問題が。夫の姓で勤務していたもんだから、苗字が変わるのだ。 「結婚したので苗字変わったんです」ならいい。 「離婚したので苗字変わったんです」 気まずい。想像したら気まずすぎる。相当面の皮を厚くしていかないと無理だ。 しかし私は戻ることにした。理由は色々。退職した時の問題がなくなったから、というのは大きかった。 以前一緒に働いていた人もいるけど、はじめましての人

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          出かける前に鏡を見なかった女の末路

          コロナが流行り始めて世の中からマスクが足りなくなってきた頃、母がどこからか調達してきたと言って分けてくれた。 そのラインナップを見て「いま本当に足りてないんだな」と思った。見たことのない形のマスクがいくつか入っていたからだ。一体どこで買ってきたのだろう。マスクと言えば両耳に紐をかけるタイプが一般的だが、頭全体に紐をかけるマスクもあった。 とにかく付けなければと思い、早速1番強そうなやつを付けてみることに。特に鏡でチェックすることなく家を出て、近所のコンビニに向かった。 コ

          出かける前に鏡を見なかった女の末路

          \詰んだ/一生ニンニク臭い女

          仲が良い会社の同僚と、休日に某ハンバーガー屋に行った。マックやケンタッキーのようにフランクな店ではなく、少し高めのバーガー屋さん。たまにはそういう贅沢をしないとやってられない。 ハンバーガーで勝負してるだけあって、種類が豊富だった。コテコテから和風まで、全てのハンバーガー好きの期待に応えられる。 数があり過ぎて迷ったが、私はガーリック系のものにした。スライスしてカリッと揚げたニンニクではなく、焼いたニンニクがゴロゴロ入っているらしい。最高だ、ニンニク好きとしてはたまらない。

          \詰んだ/一生ニンニク臭い女